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2・19徳島刑務所闘争に、
18都府県の22救援会から70名が参加しました。




徳島刑務所への申し入れ書

2・19行動アピール


@面会要求
2010年5月以来不許可が続く友人面会を実現するために、
星野暁子さんと一緒に、戸村裕実さん、鎌田由子さんが面会を申し込みました。
これに対して徳島刑務所は、戸村さん、鎌田さんを不許可にしました。
理由は「相当ではない」、「所長の判断」と言うのみでした。

A差し入れ
全国からの参加者は次々に構内に入り、星野文昭さんへの差し入れを行いました。
事前の準備がしっかりできていたので、11時半の締め切りまでに全員が終了しました。
星野文昭さんに直接差し入れする集団行動として実現したことは、星野さんとの団結を固め、
獄壁をさらに薄くする闘いになりました。

B報告集会
徳島刑務所は正門を閉め切り、構内に多数の警備部隊を配置して威圧してきました。
しかし、弾圧体制を打ち破って、星野暁子さんの面会報告を受け、各地の参加者が発言する
事実上の集会を行いました。
この中で、星野文昭さんからのメッセージが伝えられました。

C団結ハガキ
事務局が新たに作成した「団結ハガキ」をその場で書き、刑務所構内のポストに投函しました。
これも星野文昭との団結を固める闘いです。

D申し入れ団送り出しと門前集会
11時に、刑務所長竹中晃平への申し入れを行う星野暁子さん、戸村裕実さん、鎌田雅志さんの3名を送り出しました。
要求項目は、すでにお送りした「申し入れ」の5点です。
申し入れが行われている間、星野文昭さんへの呼びかけと各地の参加者のアピールが行われました。
全員が「ソリダリティ」を心を込めて歌いました。
1時間近い申し入れを終えた3人から報告を受け、シュプレヒコールを行って終わりました。

E報告集会と交流会
14時から徳島シビックセンターで、報告集会と交流会を行いました。
星野暁子さん、戸村裕実さん、鎌田雅志さんの報告の後、福島、沖縄等の発言を受けました。
地元徳島救う会の仲間が並び、すべての参加者が感謝の拍手を送りました。
後半は椅子とテーブルの配置を替えて、交流会を行いました。

F今後の方針
これらの行動を通して提起された今後の方針を整理してみます。
第1は、「何回でも徳島に来る」です。
司会をつとめた狩野満男さんを始め、発言者全員が強調していたように
星野文昭さんを取り戻すまで、何回でも徳島に来ます。
9月4日には、第4回目の徳島刑務所包囲デモを行います。

第2は、年賀状への弾圧を打ち破る「団結ハガキ」です。
徳島刑務所は、2月まで多数の年賀状差し止めた上、写真や文字を墨塗りしています。
これを弾劾するものとして、年賀状を上回る「団結ハガキ」を全国から送りましょう。
その第一弾として、徳島消印で送りました。

第3は、絵画展です。
すでに昨年を上回る勢いで各地の絵画展が企画されています。
初めて開催するところが多数あります。
国鉄闘争と一体で、星野闘争を全国に広げて行きましょう。
新たなDVDも作成しました。全国で活用してください。

第4は、再審闘争です。
東京高裁、東京高検に対する闘いを強め、三者協議を開催させましょう。
検察官が隠し持つすべての証拠を開示させよう。
2月26日には、今年第一回の署名提出を行います。

第5は、大衆運動の前進です。
『星野新聞』を使って闘いを拡大し、6・19全国集会に向かって進みましょう。
今年の会場は、上野公園野外ステージです。
これに向かって、3・11フクシマ、3・27三里塚、5・15沖縄闘争に決起しましょう。
特に、沖縄絵画展と一体で闘われる5・15沖縄闘争に例年を超える決起を実現しましょう。



   2・19行動アピール

 本日、私たちは徳島刑務所に駆けつけてたたかい、全国全世界の仲間とともに、星野文昭さんと熱い団結をうちたてました。この勢いは、もうやむことはありません。「ひとたび獄壁にあいた穴はふさぐことはできない」。世界中を解放するまで突き抜けます。

 安倍政権は誰の目にも、崩壊の過程に入っています。株価暴落、マイナス金利、大臣の汚職辞任。危機の中で北朝鮮の核実験をも口実に、沖縄の基地から朝鮮侵略の戦争に走り出す。こんな富裕層が労働者を犠牲にする時代は、根底から変革されなくてはなりません。

 まさに転換の2月です。2・14国鉄集会が、力強く開催されました。歴史を転換する解雇撤回署名が、私たち労働者自身によってはじまりました。国鉄闘争と星野闘争が一体で闘いぬいてきた30年が、ついに切り開いた地平です。1987年中曽根政権が仕掛けた「沖縄・星野には無期懲役」、「国鉄労働者には1047名解雇」は、「全てを奪い、生きる事にさえ絶望させる」攻撃でした。それが絶対反対の闘いで、覆りつつあります。

 星野獄中闘争の存在、星野救援運動の陣形は、国鉄闘争、動労総連合と結合することで、労働者民衆の絶対反対の拠り所となっています。全証拠開示100万人署名、1万人の星野絵画展、さらに星野新聞。絶望の新自由主義に対して、「生きる希望」を届けています。

 徳島刑務所長による星野文昭さんらへの「友人面会禁止、処遇3類降格、カイロ購入不許可」の強制、必ず撤回させましょう。「カイロ購入を許せば、お金のあるなしで差別が生じる」という回答。これは外注化・非正規職制度を強制しておいて「同一労働同一賃金」をもちだす。福島の被災者とJR労働者には、常磐線延線を強制しておいて避難住宅の補助を打ち切る。まったく同じやり方です。絶対反対で闘うことだけが、生きる道です。

 チョンテイル精神を継承する韓国民主労総・ハンサンギュン委員長は、獄中から。外にいる80万民主労総は職場から。獄壁をこえてパククネ打倒のゼネストに立ち上がっています。それが、仏教界、キリスト教会、農民、市民の心を揺さぶり団結する要になっています。

 星野精神を継承すると宣言して動労福島が結成されました。国労共闘から動労総連合・新潟への転換的決断は、今までの戦後体制内の延長線に勝利はないという決断でした。70歳で星野さんを奪還する。私たち星野救援運動も転換しました。

 国鉄闘争と星野闘争は一体です。動労総連合の全国的建設で星野さんを奪還しましょう。

 3・11福島反原発行動、5・15沖縄闘争、6・19星野全国集会にむけ、星野新聞を軸に、力づよい星野救援運動をうち立てましょう。

                      2016年2月19日 星野面会・処遇改善要求行動 参加者一同



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