@面会要求
2010年5月以来不許可が続く友人面会を実現するために、 星野暁子さんと一緒に、戸村裕実さん、鎌田由子さんが面会を申し込みました。 これに対して徳島刑務所は、戸村さん、鎌田さんを不許可にしました。 理由は「相当ではない」、「所長の判断」と言うのみでした。 A差し入れ 全国からの参加者は次々に構内に入り、星野文昭さんへの差し入れを行いました。 事前の準備がしっかりできていたので、11時半の締め切りまでに全員が終了しました。 星野文昭さんに直接差し入れする集団行動として実現したことは、星野さんとの団結を固め、 獄壁をさらに薄くする闘いになりました。 B報告集会 徳島刑務所は正門を閉め切り、構内に多数の警備部隊を配置して威圧してきました。 しかし、弾圧体制を打ち破って、星野暁子さんの面会報告を受け、各地の参加者が発言する 事実上の集会を行いました。 この中で、星野文昭さんからのメッセージが伝えられました。 C団結ハガキ 事務局が新たに作成した「団結ハガキ」をその場で書き、刑務所構内のポストに投函しました。 これも星野文昭との団結を固める闘いです。 D申し入れ団送り出しと門前集会 11時に、刑務所長竹中晃平への申し入れを行う星野暁子さん、戸村裕実さん、鎌田雅志さんの3名を送り出しました。 要求項目は、すでにお送りした「申し入れ」の5点です。 申し入れが行われている間、星野文昭さんへの呼びかけと各地の参加者のアピールが行われました。 全員が「ソリダリティ」を心を込めて歌いました。 1時間近い申し入れを終えた3人から報告を受け、シュプレヒコールを行って終わりました。 E報告集会と交流会 14時から徳島シビックセンターで、報告集会と交流会を行いました。 星野暁子さん、戸村裕実さん、鎌田雅志さんの報告の後、福島、沖縄等の発言を受けました。 地元徳島救う会の仲間が並び、すべての参加者が感謝の拍手を送りました。 後半は椅子とテーブルの配置を替えて、交流会を行いました。 F今後の方針 これらの行動を通して提起された今後の方針を整理してみます。 第1は、「何回でも徳島に来る」です。 司会をつとめた狩野満男さんを始め、発言者全員が強調していたように 星野文昭さんを取り戻すまで、何回でも徳島に来ます。 9月4日には、第4回目の徳島刑務所包囲デモを行います。 第2は、年賀状への弾圧を打ち破る「団結ハガキ」です。 徳島刑務所は、2月まで多数の年賀状差し止めた上、写真や文字を墨塗りしています。 これを弾劾するものとして、年賀状を上回る「団結ハガキ」を全国から送りましょう。 その第一弾として、徳島消印で送りました。 第3は、絵画展です。 すでに昨年を上回る勢いで各地の絵画展が企画されています。 初めて開催するところが多数あります。 国鉄闘争と一体で、星野闘争を全国に広げて行きましょう。 新たなDVDも作成しました。全国で活用してください。 第4は、再審闘争です。 東京高裁、東京高検に対する闘いを強め、三者協議を開催させましょう。 検察官が隠し持つすべての証拠を開示させよう。 2月26日には、今年第一回の署名提出を行います。 第5は、大衆運動の前進です。 『星野新聞』を使って闘いを拡大し、6・19全国集会に向かって進みましょう。 今年の会場は、上野公園野外ステージです。 これに向かって、3・11フクシマ、3・27三里塚、5・15沖縄闘争に決起しましょう。 特に、沖縄絵画展と一体で闘われる5・15沖縄闘争に例年を超える決起を実現しましょう。 |
2・19行動アピール 本日、私たちは徳島刑務所に駆けつけてたたかい、全国全世界の仲間とともに、星野文昭さんと熱い団結をうちたてました。この勢いは、もうやむことはありません。「ひとたび獄壁にあいた穴はふさぐことはできない」。世界中を解放するまで突き抜けます。 安倍政権は誰の目にも、崩壊の過程に入っています。株価暴落、マイナス金利、大臣の汚職辞任。危機の中で北朝鮮の核実験をも口実に、沖縄の基地から朝鮮侵略の戦争に走り出す。こんな富裕層が労働者を犠牲にする時代は、根底から変革されなくてはなりません。 まさに転換の2月です。2・14国鉄集会が、力強く開催されました。歴史を転換する解雇撤回署名が、私たち労働者自身によってはじまりました。国鉄闘争と星野闘争が一体で闘いぬいてきた30年が、ついに切り開いた地平です。1987年中曽根政権が仕掛けた「沖縄・星野には無期懲役」、「国鉄労働者には1047名解雇」は、「全てを奪い、生きる事にさえ絶望させる」攻撃でした。それが絶対反対の闘いで、覆りつつあります。 星野獄中闘争の存在、星野救援運動の陣形は、国鉄闘争、動労総連合と結合することで、労働者民衆の絶対反対の拠り所となっています。全証拠開示100万人署名、1万人の星野絵画展、さらに星野新聞。絶望の新自由主義に対して、「生きる希望」を届けています。 徳島刑務所長による星野文昭さんらへの「友人面会禁止、処遇3類降格、カイロ購入不許可」の強制、必ず撤回させましょう。「カイロ購入を許せば、お金のあるなしで差別が生じる」という回答。これは外注化・非正規職制度を強制しておいて「同一労働同一賃金」をもちだす。福島の被災者とJR労働者には、常磐線延線を強制しておいて避難住宅の補助を打ち切る。まったく同じやり方です。絶対反対で闘うことだけが、生きる道です。 チョンテイル精神を継承する韓国民主労総・ハンサンギュン委員長は、獄中から。外にいる80万民主労総は職場から。獄壁をこえてパククネ打倒のゼネストに立ち上がっています。それが、仏教界、キリスト教会、農民、市民の心を揺さぶり団結する要になっています。 星野精神を継承すると宣言して動労福島が結成されました。国労共闘から動労総連合・新潟への転換的決断は、今までの戦後体制内の延長線に勝利はないという決断でした。70歳で星野さんを奪還する。私たち星野救援運動も転換しました。 国鉄闘争と星野闘争は一体です。動労総連合の全国的建設で星野さんを奪還しましょう。 3・11福島反原発行動、5・15沖縄闘争、6・19星野全国集会にむけ、星野新聞を軸に、力づよい星野救援運動をうち立てましょう。 2016年2月19日 星野面会・処遇改善要求行動 参加者一同 |