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  4月10日 越谷絵画展 土田元哉弁護士学習会
                          星野文昭絵画展・越谷実行委委員会

土田元哉弁護士囲み学習会
「支援は大きな力」

 4月10日、越谷絵画展の中日に星野国賠弁護団の土田元哉弁護士に来て頂き学習会を行いました。土田弁護士は新進気鋭の若手です。弁護士になられてすぐに星野国賠弁護団に加わって下さいました。今回が初めての講演ということでしたが、丁寧にわかりやすく話してくれました。
 国賠、特に医療過誤を追及する国賠の最も困難なところは、全ての証拠を国が握っているが、国の違法性を立証する義務は原告にあるということを説いてくれました。さらに、国賠は民事訴訟で、国家が相手ですが、国の代理人はほとんどが検事や裁判官の出向者で構成されていると話され、これには皆驚きでした。
 そして、星野国賠は再審弁護団が全員国賠弁護団に参加し、星野さんの獄死に怒りをもって闘っていること、死後直ちに証拠保全の手続きをとったことで、すばらしい武器を手にしていると提起されました。
 土田先生のお話を聞いて、12人の参加者が質問したり意見を述べました。
 沖縄出身の女性は、「星野さんのような沖縄問題に人生を捧げた人を獄から取り戻したいと参加したが、命を奪われたことは本当に悔やしい。国賠裁判で無念を晴らしたい」と発言。
 「支援は裁判に対して何をしたらいいですか」という質問が最後にされました。土田弁護士は「国賠裁判では、弁護士は国を相手に闘うので、傍聴者が法廷を埋めていると闘う気持ちが違ってきます。それと裁判官は傍聴者を通して社会を見るのです。多くの方が支援して下さるのは力であり、とても大事です」と答えてくれました。
 土田弁護士の核心を突くお話に、大きな力をもらいました。   (米山實則)