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9月17日 文昭さん暁子さん結婚30年祝う
必ず取り戻すと固い誓い


 9月17日、「星野文昭さんと暁子さんの結婚30年を祝う会」が東京・目黒で行われ、70人が集まり、楽しい中にも星野文昭さん解放の決意に満ちた会として大成功しました。11月の国際共同行動と一体で、11・27星野全国集会の成功をかちとり、今こそ星野さんを取り戻そう

 文昭さんの裁判を暁子さんが傍聴したのをきっかけに交際が始まり、1986年9月に2人は獄中結婚しました。翌年最高裁の上告棄却で無期懲役が確定。30年間、アクリル板を隔てて手も握れない関係を強いられながら、2人は互いに支え合い、共に歩んできました。祝う会は、なんとしても文昭さんを取り戻し、2人並んで祝う日をかちとる決意を込めた集いとなりました。
 狩野満男共同代表の開会あいさつから始まりました。狩野さんは暁子さんの隣に空のイスがあることを強調し、星野さんを取り戻して2人並んでもらおうと訴えました。
 戸村裕実共同代表、辻川慎一全国労組交流センター代表、岩井信主任弁護人から祝辞をいただいた後、葉山岳夫弁護士の音頭で乾杯しました。
 祝辞は、みやぎ救う会の青蝸t子さんから始まり、42年もの投獄を許さない、絶対に星野さんを取り戻そうという決意と熱気に満ちていました。
結婚30年を祝う会の主役である星野文昭さんがいない、こんなことが許せるかという思いが全体に高まっていきました。


朗読と訴え聞き星野解放を決意

 丸尾めぐみさん、福山竜一さんが素敵な演奏で結婚30年を祝福。丸尾さんは「文昭さんのことをもっともっと多くの人に知ってほしい。そのために歌っていきます」と語り、2人で「ソリダリティー」「取り戻そう星野」等を熱唱しました。2人の歌には、星野さん解放の熱意があふれ、それが参加者を強くつかみました。
 共に闘う仲間からの祝辞の後、全国から寄せられた花束、色紙、メッセージ等が次々に暁子さんに手渡されました。
 暁子さんは文昭さんのメッセージを読み上げました。メッセージは、暁子さんとの出会いから30年を振り返り、人間の共同性と労働の持つ意義について考察し、これを圧殺しようとする星野無期に対して全てを奪い返す決意で闘い、必ず勝利すると表明しています。
 暁子さんは、丸尾めぐみさんの伴奏で「接吻」という詩を朗読。田沼雄一さんの伴奏で朗読を続けながら、文昭さんと生きた30年を語りました。「文昭と一体に生きながら、人間解放と星野解放、私自身の解放を一つにした生き方を貫こうと思っています」という静かな、しかし深い確信に満ちたスピーチでした。
 田沼雄一さんとえびのからが1曲ずつ歌い、全員で「ソリダリティー」を大合唱しました。
 11月国際共同行動の各地実行委員会と結合し、全国に救援会を拡大しよう。2017年に向け、『星野新聞』で徹底的に勝負し、星野文昭さん奪還へ総決起しよう。
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