角田義一氏申入書(抜粋)
獄中44年は憲法違反 憲法36条は「公務員による拷問および残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」とあります。無実を叫び、再審を求めている者を44年間も不当な拘束を続ける現在の状態こそ、まさに憲法が禁じている残虐な刑罰そのものではないか。星野君は既に72歳を超え、体調不良を訴えている。さらに服役中の些細な出来事についていたずらに懲罰を加え、いじめを行っていることは許されない。しかも、本人に対し改悛の情を求めることは不遜、理不尽であり、絶対に許されるものではない。星野君をこのまま拘禁を続けることは、明らかに憲法違反である。
今問われているのは、この国が「人間の尊厳」というものをどう考えているのかであります。「更生保護委員会」の決断は、国際社会からも注目されていることを認識されるべきだ。
星野君の仮釈放の要請は燎原の火の如く燃えさかっている。多くの要請書や絵画展を鑑賞した人々の感想文をお読み頂いたか。「民の声」は「天の声」であると思う。委員各位が明鏡止水の心境で一日も早く仮釈放の決定を下されることを切望する。 |
荒井眞理氏請願書(抜粋)
誠意もって仮釈放審理を 佐渡の社会には真摯(しんし)に人権問題を理解し、解決しようという社会正義に基づく意思をはっきり見て取ることができます。そして更なる広がりが期待できると同時に星野さんの仮釈放に関する理解もこの流れの中にあります。
そして元機動隊員のご遺族、ご親族に星野さんの真実の姿を理解して頂きたいと思っています。ご遺族は事件について説明を受けたことがないようですが、最も重要なことは、元機動隊員は星野さんによって意図して殺害されたのではないことを知っていただくことです。それがご遺族の感情への真の救いとなります。最終的にはその事実を星野さんご自身が語り知らせることが最も望まれます。
私たち佐渡の市民社会は、星野さんご自身と亡くなられた元機動隊員のご遺族の両者のために星野さんの仮釈放を真に願い、すべての問題解決に誠意をもって努める意志と用意があることをお約束いたします。
[請願事項]徳島刑務所に無期刑受刑中の星野文昭さんの仮釈放審理を、誠意をもって進め、一刻も早く仮釈放を実現してください。 |