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11・25 高松全国集会へ 今こそ星野解放求める
第 9 回 申 し 入 れ
要望書は1475通(累計10306通)を提出しました

  7月31日、星野暁子さんといとこの誉夫さん、5人の弁護士、共同代表の戸村裕実さん、香川の会の4人と事務局の森下和子は、四国地方更生保護委員会へ星野さん解放を申し入れました。今回で9回目の申し入れ行動です。提出した要望書は1475筆(累計10306人分)にのぼりました。

 星野文昭さんの下獄期間は7月で31年になり、更生保護委員会での仮釈放審理は始まっています。
 無実の星野さんへの31年もの服役、44年の投獄こそ、違法・無法の国家暴力によるもので国家犯罪です。この許し難い現実を今こそ打ち破り、星野さん解放を実現するために私たちは全力で申し入れました。
 対応したのは、磯久隆夫調整指導官と事務局の男性の2人です。
 冒頭、戸村裕実さんが要望書を磯久氏に渡し、暁子さんが「請願書」を読み上げました。「母が亡くなりました。文昭との結婚を最初に認めてくれたのは母です。葬儀に来た親族の方々も『早く出て来られるよう待っているから』とあたたかく声をかけてくれ、うれしかったです」と言いました。そして、兄の治男さんと友人たちが書いた要望書を手渡しました。
 続いて、星野誉夫さんが「委員は文昭君と面会し、文昭君の実像をつかんでほしい」と訴えました。
 次に酒井健雄弁護士が、弁護団意見書の内容を提起し、鈴木達夫弁護士が糸数慶子参議院議員の質問主意書に対する政府答弁書を弾劾しました。最高検のいわゆる「マル特無期」通達は「マル特に指定した受刑者を仮釈放にするな」というものであり、「仮釈放の判断は更生保護委員会の専権事項」なのに、明らかな越権行為であり違法だと断じました。
 さらに、酒井弁護士が、政府答弁書には「委員は被害者や被害者遺族以外の様々な者からも意見を聴取する」とある。そうであれば委員は私たちの意見も聴取すべきだと提起しました。
 午前中に星野さんに接見した和久田修弁護士が「徳島刑務所は殺人的暑さで熱中症の人も出ている。星野さんも不整脈が頻繁に出ており、命を削って生活している」と訴えました。
 戸村さんが「更生保護委員会の方たちは、生命にかかわる重大な問題に携わっていることを自覚してほしい」と訴え、さらに「元衆議院議員で石川一雄さんの仮釈放のために闘った小森龍邦さん、元参議院副議長の角田義一さん、衆議院議員の堀越啓仁さん、新潟県佐渡市議会議員の荒井眞理さん等からの要望書を提出します。絵画展が全国で間断なく行われ、反響を生み出しています」と提起しました。
 最後に香川・救う会代表の片山元久さんが「8月下旬に高松市美術館で絵画展を行います。星野さんの絵を更生保護委員の皆さんもぜひ鑑賞して下さい」と述べました。
 私たちの熱烈な訴えは更生保護委員会を追い詰めています。最後に磯久氏は「適正に審理しています」と弁明しました。
 
11月25日、高松集会に全国から集まろう。星野さん奪還をめぐる攻防は緊迫した本格的段階に入りました。夏から秋の闘いが勝負です。6・3に続く大集会を再び高松で実現し、獄壁を打ち破って星野さん解放を絶対にかちとろう。




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