TOPページへ ! 

高松全国集会の熱気込め 今こそ星野解放求める
第 8 回 申 し 入 れ
要望書は4425通(累計8831通)を提出しました

  1000人が集まった高松での全国集会とパレードの熱気をひきつぎ、四国地方更生保護委員会へ第8回目の申し入れを行いました。沖縄闘争を闘った星野文昭さんが年も投獄されているなんて、あまりにひどい。今こそ星野文昭さんは解放されるべきです。更生保護委は全国の声を聞き、仮釈放の決定を!

 6月15日、星野暁子さん、いとこの誉夫さん、鈴木達夫弁護士、岩井信弁護士、和久田修弁護士、全国再審会議共同代表の狩野満男さん、香川の会の須藤角一さんと高橋敦さんが星野文昭さんの即時解放を求めて、四国地方更生保護委員会へ申し入れを行いました。更生保護委の側で対応したのは、前回と同じ磯久隆夫調整指導官と事務局の男女の計3人でした。
 最初に和久田弁護士が「6月3日に高松市で全国集会とパレードが行われ、1000人が集まった。星野さんの釈放を求める声が大きくなっている。具体的事案には回答しないという不誠実な対応ではなく、審理の段階、結論のメドを明らかにしてほしい」と要請しました。
 これに対し、磯久氏は具体的内容にはふれず、「通達にのっとって適正に進めている。仮釈放の審理期間は、四国地方では最長で13・8カ月、平均は6・3カ月。全国では最長が21・7カ月、平均6・8カ月」とのみ答えました。
 次に暁子さんが請願書を読み上げ、兄・治男さんの請願書、青年労働者が徹夜で作成した要望書、毎回書いている東京連絡会の片山典子さんが書いた手紙も併せて提出しました。
 誉夫さんは「文昭君と暁子さんが、2人の普通の生活が過ごせるように、家族・親族は応援したい」と述べました。
 この日に提出した要望書は2462人分(累計4406)で、国会議員、地方議員、弁護士、学者等も多く含まれており、保護委側の机にうず高く積まれた要望書は圧巻でした。
 さらに、「ブラインド・タッチ」の感動的な上演、各地の絵画展の様子、また、全国の仲間が書いてくれた「意見書」など多数を提出しました。星野さんは無実です。無実の星野さんが43年も投獄され、30年間も服役させられているのは、耐え難く惨いことであり、国家が犯している犯罪に外ならず、絶対に許せません。星野さんは今すぐに解放されて当然です。
 星野さんの解放を求めて要望書を集めましょう。6・3高松集会とパレードに総結集しましょう。

4425通の要望書提出
 狩野さんは、要望書を4425通(累計8831通)持参したと報告。特に沖縄から800通を超え、新潟県佐渡で住民が100通集めてくれたこと、群馬県では高崎経済大学闘争と星野さんがよみがえって、多数の要望書が集まっていること等を伝えました。
 須藤さんは、「教育労働者としての『教え子を再び戦場に送らない』ということと、星野さんを取り戻す闘いは一体です。8月29日から9月2日に高松市で再び絵画展を行います」と述べました。
 最後に弁護団が提起しました。鈴木弁護団長が、仮釈放を否定する事情として、「社会の感情」が重視され、無期刑の終身刑化の要因になっているが、これは検察官の主張にすぎない。本件での真実の「社会の感情」とは星野さんの早期釈放が望まれていることだと明らかにしました。
 岩井弁護士が、「徳島刑務所による星野さんへの懲罰と降格は人権無視で許しがたい。その原因は、刑務所が新たな事業として星野さんにバッグ製造を任せたことにあった。星野さんが起用されのは、星野さんの受刑態度が良好で、縫製技術もあり、物事をやり遂げる積極性があったからで、仮釈放審理においては、局所的ではなく全体を見てほしい」と提起しました。
 家族と再審弁護団と救援会による厚生保護委員会への申し入れ行動を始めて1年。8回積み重ねてきました。今や「更生保護委は仮釈放審理を公平・公正に行い、星野さんの仮釈放を1日も早く」は、全労働者民衆の声になっています。解放を求める「要望書」をさ
らに集めましょう。
 7月22日の全国総会で、大いに討論し、星野さん絶対奪還の2018年後半戦へ進みましょう。


  画像をダウンロードするには、ここを右クリックします。プライバシー保護を促進するため、この画像はインターネットから自動的にダウンロードされません。