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2018・1・16  要望書集め6月行動へ
第 5 回 申 し 入 れ
要望書は468通(累計1164通)を提出しました

 1月16日、星野暁子さん、兄の治男さん、いとこの誉夫さん、再審弁護団の岩井信弁護士と星野さんをとり戻そう!全国再審会議は、四国地方更生保護委員会へ5回目の申し入れ行動を行いました。「星野さんは無実だ。即時解放せよ」の声を圧倒的に拡大し、今年こそ絶対に奪還しましょう。

 昨年の全力あげた闘いの上で、1月6日から10日まで高松絵画展が開催され、15日には家族3人が、16日には岩井弁護士が星野さんと面会し、今年こそ絶対に星野さんを取り戻すという気持ちを新たに高松の更生保護委へ向かいました。
 保護委側は総務課長と事務局2人が対応しました。最初に岩井弁護士が保護委を問い詰めました。「委員に直接伝えたい。今日は家族が3人来ている。委員は家族の顔を見て、声を聞いて、体で感じて心証を形成するべき」。「委員全員で星野さんと会うべき。会えば彼の無実、彼の人柄や生き方が直ちにわかる。彼は受刑者の皆から尊敬されている」。総務課長は「関係書類は委員に全て渡しています」「受刑者との面接は適切に実施します」と繰り返すばかりでした。
 さらに岩井弁護士は、2013年に星野さんの絵が四国管区刑務所のコンクールで2位になった時、「この人の表現の幅はどんどん広がっていくようである。想像力も創造力も持っている人なのであろう」「人の心の暖かさが伝わってくる作品」と評されていることを紹介し、星野さんは解放されて当然と求めました。
 続いて、暁子さんが「文昭は今年からカバンを作る仕事に変わり、デザインも含めて任されることになりました。これは、文昭が刑務所側から信頼を得ているからです」「今年からカイロを購入できるようになって、闘ってきた文昭へ他の受刑者から感謝が表明されています」「文昭と私をモデルにした『ブラインドタッチ』が上演されます。劇場ロビーに文昭の絵も展示されます」と述べ、皆の心を深く動かしました。
 治男さんは「私は、両親の上に覆いかぶさっている重くて悲しい蓋(ふた)の動く気配を感じます」と希望を語り、誉夫さんは「再審請求していることや、文昭君の思想を理由に仮釈放の妨げとしないようにしてください」と、星野さんの解放を心底から求めましました。さらに、共同代表の狩野満男さん、香川の高橋敦さん、事務局の森下和子さんが熱烈に星野解放を要請しました。
 今回提出した要望書は468人分( 累計1164)。さらに、沖縄の和田邦子さんから送られた、米軍基地への県民の怒り、この中に星野さんの闘いの正義と原点があるという文書と写真。新潟の5人(小西文江さん、五来静枝さん、山口俊昭さん、大野俊治さん、村山綾子さん)の保護委宛て文書。秋田絵画展で寄せられた多くの感想、さらに昨年12
月の絵画展の報告が提出されました。動労水戸定期大会での「星野文昭さんを取り戻すために全力で闘う決議」も保護委に手渡されました。
 星野さんが無実であること、闘いの正義と不屈性、「星野さんを取り戻せ」という労働者民衆の声が全国で沸き上がっていることが保護委にビンビン響いています。無期刑の終身刑化が人間の生きる権利を踏みにじるもので違憲・違法であること、戦争と改憲攻撃と一体であり許せないことを強く突き付けています。
 こうして今や、星野さん奪還をめぐって国家権力との真正面からの力勝負という重要な局面に入りました。「要望書」を圧倒的に集めましょう。職場・キャンパス・地域・生活の場で、さらには社会的影響力のある人達にもお願いし、星野奪還の声を圧倒的に拡大することです。
 申し入れ行動は、3月、4月、6月にも計画されています。5月には、高松絵画展が開かれます。6月に全国から高松に総結集し、星野さん即時解放の声をあげましょう。6月大行動へと勇躍進みましょう。固く団結して闘い、星野さんを絶対に奪還しましょう。


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