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2017・11・30  星野さんを即時解放せよ
第 4 回 申 し 入 れ
要望書は414通(累計696通)を提出しました

 11月30日、四国地方更生保護委員会へ4回目の申し入れ行動を行いました。家族、再審弁護団、星野さんをとり戻そう! 全国再審会議は一体となって、星野文昭さんの即時解放を熱烈に訴えました。要望書は414人(累計696人)分を提出し、激しい攻防段階に入りました。
 写真は、11月26日全国集会後の銀座デモ

 私たちは、本年7月から高松市にある四国地方更生保護委員会に対し、星野文昭さんの即時解放を要求する闘いを開始しています。今回は4回目の申し入れ行動です。
 更生保護委員会は「刑の執行が開始されて30年経過した時は、1年以内に仮釈放の審理を開始する」旨の2009年法務省通達に基づいて、星野さんの仮釈放審理を開始していると思われます。
 星野さんは無実です。にもかかわらず徳島刑務所に30年も投獄され、人間的自由を奪われ、友人と会うこともできず、非人間的処遇を強制されています。こんな理不尽、不正義を断じて許しません。今すぐ解放されて当然です。

 委員は家族・弁護人と会え

 更生保護委員会として対応したのは、これまでと同様に総務課長でした。最初に、藤田城治弁護士と鈴木達夫弁護士が「委員に直接話したいと要請しています。更生保護法25条に、合議体(3人の委員で構成される)は、関係人に対する質問等をすることができるとあります。家族も弁護人も関係人です。再審弁護団は星野さんと20年間一緒になって闘ってきました。星野さんが無実であることを確信していますし、星野さんの人柄を十分に承知しています」と、委員の出席を強く求めました。
 委員は「被害者」や検察官からの話は聞きながら、家族や弁護人とは話さないというのでは、あまりに不公平、不公正だ。委員は、家族・弁護人の声を聞くべきです。全労働者民衆の声を聞くべきです。

 無期刑の終身刑化許さない

 いとこの星野誉夫さんは「文昭君の健康が心配です。刑務所では普通の健康診断ができません。家族も親族も皆高齢になりました。1日も早く暁子さんと一緒に生活できるように」と訴えました。
 再審弁護団は「意見書」を提出し、無期刑の終身刑化を批判しました。「無期刑と終身刑とは全く別の制度で、日本の刑法には終身刑はない。無期刑の終身刑化は法の趣旨に背く運用」「全国8つの地方更生保護委員会の中で、四国のみが2007年から2016年の10年間に無期受刑者の仮釈放は一人も行われていない」と強く批判しました。
 共同代表の戸村裕実さんは「11月26日の全国集会には520人が集まり、皆で星野さん奪還を誓った。星野さんは無実です。無実の人が30年間も服役させられている現実はがまんならない。国家犯罪です。直ちに仮釈放の審理を開始すべきです」と言いました。
 香川救う会の高橋敦さんは「今年2回絵画展を行い1000人が星野さんの絵を見ました。暗い顔をした教え子が星野さんの絵を見て明るい顔になったように星野さんの絵は希望を育み、団結を作りだします。来年1月6日からこの近くで絵画展をやります。委員の人たちも見にきてください」と呼びかけました。
 即時解放を求める要望書は414人(累計696人)分を提出し、缶バッジも多数提出しました。

 全国で要望書を集めよう

 安倍政権は戦争と改憲の攻撃を強め、治安弾圧が激化しています。労働者民衆の「共謀罪と戦争・改憲絶対反対」の声が巻き起こっています。2018年はかつてない決戦になろうとしています。そういう中で、星野さんの不屈の闘いは希望であり、団結の象徴になっています。
 星野さん即時解放を求める要望書は、全国で大きな反響を呼んでいます。労働組合などからも寄せられています。職場や学園、地域で全力で集められています。弁護士、地方議員、画家、学者、ジャーナリストや映画監督などからも集まっています。北海道のキリスト者からは、自らが集めた多数の要望書が3回も送られてきました。絵画展でも集められています。これらは星野さん奪還の大きな力です。更生保護委へ労働者民衆の声を圧倒的につきつけ、星野さんの即時解放を勝ち取ろう。

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