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星野文昭さんのメッセージ



   星野総会in北海道へのアピール 

 私を取り戻すために、そしてそのために心血を注いできている暁子と家族を支えるために、北海道と全国で様々な形で力を注いでいる皆さんに、暁子・家族と共に、まず何よりも、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 とりわけ、この20年、心身の限度を越えるほど頑張ってきた暁子が、一時、体調を崩したことに、様々に気を使い、心を配ってくださったことに、心から感謝しています。

 無期をはじめとした現実、運動の様々な問題、家族問題、特に、暁子と私が分断をのりこえて一緒に生きていく、という暁子が抱えている全てを、暁子と私が一緒に、そして皆さんと共に向き合い、のりこえていくこと、そのようにして、最も心豊かに、人間的に豊かに生きていくことによってこそ、暁子の体調を回復しつつ、暁子と私、家族、そして皆さんとの絆を深め、本来の力を磨き、養い、生き生きと解き放って生きていくことができるのだと思っています。

 この5月に、鈴木弁護団長との、立会いなしでの面会が実現し、「秘密交通権」が可能になったことは、事実=無実を全面的に明らかにしていくことができるものとして、また、それを「物的証拠化」を実現することによって無実を確定的なものにし、再審無罪をかちとっていくことができるものとして、実に画期的なものです。このことでは、これまでの発想を大転換して、やれることを全面的にやっていくことが問われていると思います。

 最大の焦点は二つあります。「供述」で私とされて、それを判決が認めている、中村巡査を殴っていたという「きつね色上下」の人物は、私ではありません。当日の私は、全く別の「薄い青」の服を着ていました。「供述」-判決も、私とは全く別人を私としているのです。

 もう一つは、私は、殴打などが行われた「現場」から離れた「十字路」にいました。デモのリ―ダ―として、デモの先頭の「十字路」上で、バラバラになっていたデモ隊を再結集させようとしていたのです。

 今後は、これらの事実=無実を誰にとっても明らかなものとして共有化しつつ、それを物的証拠化していくこと、そして十万人署名の力で再審=無罪と早期釈放を必ず実現しましょう。

 そして、この5月から、親族に限られていた面会・文通が、友人ともできるようになったことは、一回目の戎野さん、加藤さんの面会と、多くの皆さんからの手紙がそうであるように、直接の交流が可能になったことが、私と暁子への大きな刺激、励ましとなっていることと思います。そして、そのことが、星野運動を新たに大きくつくりだしていく力に間違いなくなると思っています。

 今、私たちは、誰もが歴史の大きな転機の中にあることを感じていると思います。資本の利潤追求のために、失業や生活破壊が進み、あげくの果てには資源・勢力圏の列強による分割のために侵略・戦争を行うという、二つの大戦という形で爆発した矛盾を、一方で多くの労働者人民の怒りやたたかいによって、一方で、その爆発を恐れた政府によって、戦後憲法に示されているように、労働者人民に譲歩し、緩和する方向で、戦争を放棄し、誰もが人としての福祉を享受することを保障するという建前が戦後政治として立てられてきました。

 しかし、小泉政権による戦後はじめての戦場へのイラク派兵、「民営化」「規制緩和」による露骨な利潤追求と失業、生活破壊の政治は、そのような戦後政治を真っ向から破壊するものです。

 それは、ブルジョワジ―が、蓄積したあまりの過剰資本・生産力のために危機に陥り、生き残りをかけた争いを強めるなかで、資本の利潤、自国の帝国主義的生き残りのためには、民族自決の尊重-国際協調、戦後的な平和、福祉、権利といったものを破壊して、世界を一世紀前のような、世界の資源など全てを力で奪い合い、戦争、失業、無権利、貧困を国内外で急速に拡大しようとしています。

 そして、それを進めるために、侵略され抑圧されている民族の抵抗を「テロ」と言い、過去、現在の侵略への抗議を敵視し、沖縄へ侵略のための基地を差別的に押し付け、そのようにして帝国主義的な排外主義、愛国主義、差別主義を煽りつつ、国内的にも犠牲を強い、平和も、平等・福祉も、権利も根本から奪う、そのようなものとして、憲法改悪に向かって、共謀罪新設、教育基本法改悪、国民投票法さえ強行しようとしています。人が国境を越え、全てをのりこえて、助け合い人間的に生きる未来を破壊する動きです。

 こうした動きに対して人民は決して無力ではない。実は、労働者人民こそ、生産においても、人間生活においてもそれを担っている主体であり、その決定権をもっています。

 労働者人民を生かすことも幸福にもできず、人類へのあらゆる災禍を強い、歴史的生命力を失った現在の資本主義・帝国主義を労働者人民の力で葬り、労働者人民が社会の主人公となって、生産と生活の全てを尊重しあい、補い助け合って、人間的に豊かに創造していく、それをめざすなかで、真の人間的なつながりを取り戻し、人間的に豊かに生きていくことが、今、私たちに求められていると思います。

 私たちの、70年11・14をはじめとしたたたかいは、アジアと日本、沖縄と本土の人民が真に連帯して、そのような未来をめざすものでした。それを圧殺しようとし、今も圧殺しようとしているのが、私への冤罪による無期弾圧です。

 その意味で、この星野無期を覆すことは、アジアと日本、沖縄と本土の人民が連帯し、あらゆる差別・分断をのりこえて、補い合い、助け合って人間的に生きる未来をめざすたたかいの成否がかかったものとして、その全てのたたかいと結び、結集してこそ勝利できるものですし、同時に、そのようなものとしてたたかうことによって、全てのたたかいを、どのような反動をもはね返し発展する強さ、豊かさをもったものとして創造していくものです。

 そのことを改めてはっきりさせ、全ての人民の力を結集して、必ず星野無期を覆す再審と早期釈放をかちとり、そのことで全てのたたかいを一層強め、豊かに発展させていきましょう。私と暁子、家族への一層の支援をよろしくお願いします。共に頑張りましょう。