星野文昭さんのメッセージ |
今、二度と戦争を許さない!という声と一体に、沖縄基地・戦争に反対し立ち上がり、無実の無期31年、獄中44年が強いられている星野を解放せよ!の声が首都・東京であげられることの意味は重大です。 昨年の40度に迫る猛暑、それも暑さが蒸れる3階での熱中症の胃腸へのダメージが原因の食欲不振・体重減によって皆さんを心配させることになっていますが、今は一歩一歩、6~7割まで回復していますので安心して下さい。ただ、長期投獄こそ原因なので、解放こそが解決への道だと考えていますが。 昨年一年は、星野解放へ、戦争絶対阻止の闘いと一つに大きな大きな前進をかちとることができました。 更生保護委員会が昨年2月に保護観察官による面接を行い、9月に私に文書を提出させ、そうして近々、更生保護委員による面接を行い、そのような形式的にやることをやったことにして済まそうという本音を打ち砕いて、毎月、家族・弁護団・友人、石川一雄さん解放を実現した小森龍邦さん、元参議院副議長・角田義一さんはじめとした申し入れを行い、無実なのに無期31年、獄中44年は国家犯罪であり、無期の終身刑化、検察のマル特無期が違法なものであることを突きつけています。そして、1年に86カ所での絵画展を行うなどの諸活動によって、基地・戦争に反対し闘ったことに理不尽な、無実なのに無期31年・獄中44年が強いられていることに驚きと心からの怒りが広がり、その弾圧に屈せず、労働者民衆の団結した力で人間的未来を開くために闘っていることに感動し、解放の声をあげ2万に迫る要望書が提出され、2つの意見広告が出され、高松での1000人、650人の2度の集会・パレードが開かれ、大きな星野解放の声が更生保護委を包囲しています。 この闘いをさらに前進させ、更生保護委に正当な役割を果たさせ、無実であり、また人間的な生き方をしている者の即時の解放を真っ正面から求めていきましょう。 そして再審において、大坂裁判と共に全証拠を開示させ、無実の者には無罪の判決を出させ、星野完全解放をかちとりましょう。 戦争の切迫に真剣に立ち向かうこと そして、過剰資本を抱えなお富を貪るために1%の資本とその権力、トランプ・安倍が戦争的軍事的争闘戦に突き進み、全世界の労働者民衆に戦争・強搾取・惨禍-弾圧を強いる一切の理不尽からの解放を、労働者民衆の団結した力で、それらの理不尽を強いる資本・権力、トランプ・安倍を打倒し絶対に実現しましょう。 今、私たちは戦争の切迫ということに真剣に立ち向かうことが迫られています。 帝国主義が第二次大戦によって全世界の労働者民衆に大惨禍を加えたことに対する怒りと決起は真に根底的で、スターリン主義の裏切りにもかかわらず、戦後革命となって、敗戦帝国主義を中心に資本を妥協に追い込み、9条による戦争放棄、労働基本権をはじめ基本的人権の容認を強いました。それを土台とする高度成長があり、その過程における過剰資本が74-75年恐慌を生みデッドロックにぶつかったことに対して延命をかけた新自由主義は、労組・団結を破壊し、強搾取を行い、それをグローバル化で世界に広げ、金融緩和・バブル経済をともなって、過剰資本を桁違いなものにしています。それが、米中貿易戦争をはじめ争闘戦をぬきさしならないものにしています。争闘戦は戦争的・軍事的なものになり、世界戦争・核戦争、生きられない現実を再び、三度、全世界の労働者民衆に強いるものです。そのことへ労働者本来の力を解き放った決起を牽引力に全民衆が、資本主義を打倒し、人間本来の力を全面的に解き放ち、人間が人間らしく生きられる社会を開く歴史的チャンスが私たちの目前にあります。 資本主義・帝国主義が延命をかけた新自由主義がついに破綻し、戦争的・軍事的争闘戦に行きついたのです。労組・団結を破壊して抵抗・闘いを破壊して過労死に至る強労働、総非正規化による低賃金・長時間労働を労働者に強い資本が強搾取を貪る、金融緩和によるバブル経済によって、株・証券・不動産取引益、利子・配当益など全社会的な富を資本が貪り、その結果、天文学的な過剰資本を生み、資本・大国同士のぬきさしならない戦争的・軍事的争闘戦をどこまでも激化させようとしています。そのトップを走っているのが、自国ファーストをかかげ米中貿易戦争から世界戦争・核戦争・大軍拡を突っ走っているトランプであり、9条に縛られ、勢力圏形成も大きな困難があり、かつての戦争の清算もできず、総非正規化によって労働力を食い潰し生産人口を減らし、GDPを減らし、帝国主義として最弱の環であることを突きつけられている日帝・安倍も、そうであればこそ戦争的・軍事的争闘戦にかちぬくために、労働者民衆にとんでもない苦難を強いつつ世界戦争・核戦争・大軍拡に全てをかけています。そのための改憲です。独裁的振る舞いです。 全労働者民衆の解放と、今年中の星野解放を このように、資本主義・帝国主義が新自由主義を通して、資本家とその権力の強欲さのために自国と全世界の労働者民衆に、戦争と強搾取と大惨禍を強いています。この只中にあって、私たちは社会を動かし社会を変える力をも持つ労働者が中心となって、全民衆が一つに団結し立ちあがり、自国と全世界の資本と権力を倒し、全てを労働者民衆の手に奪い返して、労働者民衆の本来の力を解放し、人間本来の社会を作っていくことだけが、全ての労働者民衆が置かれている戦争と強搾取と大惨禍から解放される道であり、今、共に立ち上がろうと訴え、闘いを組織することによって、全ての労働者民衆の怒りを解き放ち、闘いを爆発的にかちとることができます。 そのような闘いとして、国鉄・動労総連合の1047名解雇撤回・第2の分割・民営化粉砕の闘いがあり、全産別の闘いがあり、沖縄・星野・三里塚・福島の闘いがあり、それを全民衆に拡大する闘いとして改憲・戦争阻止大行進の闘いがあります。 そして、沖縄の思いと一つに基地のない、戦争のない社会をめざした闘いへ、無実なのに無期31年、獄中44年を強いる権力を許さず、再審闘争と更生保護委闘争で解放をかちとることは、全ての労働者民衆の戦争・強搾取・大惨禍からの解放をかちとる闘いと一つです。今年中の星野解放をかちとりましょう。1%の資本家のために99%の労働者民衆が犠牲になり、戦争・強搾取・弾圧・惨禍が強いられる。こんな理不尽がない社会を労働者民衆の団結した力で、それらの理不尽を強いる資本・権力を倒し、絶対に実現しよう。 そうして、労働者民衆の本来の力で、誰もが人間らしく生きられる社会を手にしていきましょう。そして星野解放をかちとりましょう。共に団結し、共に闘い、共に勝利しましょう。 |