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星野文昭さんのメッセージ


2018年11月25日 全国集会メッセージ
    一日も早い星野解放と、労働者民衆の解放を
 2018年11月25日
星野文昭(徳島刑務所・在監44年

 一人一人が星野となり、暁子となって
 今、トランプの貿易戦争は大資本間・大国間の利害をかけた争闘戦を激化しています。世界経済をブロック化・収縮に向かわせ、大恐慌によって大失業・生活苦を全世界の労働者民衆に強いつつ、さらなる搾取と資源略奪をかけた世界再分割戦・世界戦争に向かっています。そして安倍もまたそのために改憲・戦争になりふり構わず向かっています。
 このことへの全世界の労働者民衆の怒りに満ちた絶対反対の闘いが国際連帯・自国政府打倒の闘いとなって、搾取と戦争を繰り返す資本主義・帝国主義の社会を終らせ、労働者民衆の本来の力を解き放って、団結のうちに、誰もが力を合わせ人間らしく生きられる社会を発展させていく世界史的扉を開こうとしています。
 71年11・14沖縄闘争を闘い、この闘いを圧殺する無実で無期31年、獄中44年を強いられている星野解放の闘いが権力のどんな圧殺もはね返して、人間本来の未来を開く力、団結した闘いをつくり出していくものとして発展をかちとっています。一人一人が星野となり、暁子となって星野解放闘争を担い、裁判所と更生保護委員会に、無実の星野を直ちに解放せよ!と迫る闘いを、本日の11・25高松から、さらに大きく飛躍させましょう。

 労働者民衆が世界をつくり、動かしている社会の主人公
 トランプの貿易戦争は自からの戦後体制を破壊し、金融緩和によるバブル経済を破壊し、リーマン以上の世界大恐慌の引き金を引くものです。それは、世界経済を、自国第一を原理に分裂化・ブロック化・収縮化させ、今日の日米をはじめとした世界同時株安は、その第一段階となって、トランプ大恐慌と言われるものになって、世界に大失業、低賃金・長時間労働・総非正規化、貧困・生活破壊、そうして強搾取と戦争が襲いかかるものです。トランプのやっていることは、大資本・軍産共同体の要請するものです。手に負えないほどの過剰資本を抱え込んでいる彼らにとって、労働者民衆を無権利にして、低賃金・長時間労働と借金・ギャンブル漬けにして搾り取り、その搾取の場や資源を奪い合う世界分割戦・世界戦争によって殺し合わせる、そのような大資本・軍産共同体の金儲け第一なのです。 
 そのために取り引きしつつ、最終的にどんなに労働者民衆への犠牲も辞さないものです。中東を破壊し尽くすような戦争も、ウクライナをめぐる戦争も、朝鮮・東アジアをめぐる戦争も、世界をめぐる戦争も辞さない。そして、安倍も、今や最弱の帝国主義として、同じ道を最も凶暴に進もうとしています。改憲・戦争に突き進もうとしています。他の帝国主義・大国も同様です。
 このことに全世界の労働者民衆の怒りと決起が満ちています。労働者民衆が世界をつくり、動かしている社会の主人公であり、一つに団結し闘うことによって、その労働者民衆を隷属させ搾取することによってしか存在できない帝国主義とスターリン主義、支配階級を打倒し、誰もが力を合わせ人間らしく生きられる社会を発展させ、満たし合う力を労働者民衆はもっています。

 労働者民衆の本来の力を蘇らせる世界史的な闘いに挑戦
 資本とその政府が全世界の労働者民衆に行っている攻撃は、資本とその政府という一つの階級・権力が、労働者民衆という一つの階級・階層に行っているものです。労働者民衆が一つに団結し闘い、団結を強化・拡大し、その国際連帯・自国政府打倒の闘いによって資本とその政府を倒し、それらの搾取と戦争の攻撃を打ち砕き、資本・政府の支配から自己解放をかちとって、全世界の労働者民衆が団結・共同性のうちに全てを奪い返すことができ、誰もが力を合わせ人間らしく生きられる社会を発展させていくという真に人間的で創造的な未来を開くことができる。その力を労働者民衆はもっているのです。そのように、労働者民衆の本来の力を蘇らせる世界史的な闘いに私たちは今、挑戦しています。
 総非正規化と改憲の道を開く国鉄分割・民営化、1047名解雇をうち破る動労総連合を先頭とする闘いは、その闘いを体現して、あらゆる産別に闘う労組を作り、職場を変え、改憲・戦争阻止闘争の主軸を担う闘いです。新自由主義と大弾圧をうち破って飛躍してきた全学連運動も、新執行部をうち立て、その闘いを体現し、学園に闘う自治会をつくり、学園を学生の手に奪い返し、改憲・戦争阻止闘争の主力を担う闘いです。辺野古を焦点とする沖縄の闘いを日本政府の凶暴さをむき出しに圧殺する攻撃との闘いを、知事戦の勝利から、県民投票を闘い、改憲・戦争を阻止する闘いの主軸として闘い勝利しよう。市東さんの農地を守り軍事空港建設を阻止する三里塚、被曝強制・再稼働-核戦争を阻止する福島、安倍の卑劣な全ての攻撃と闘う諸闘争、それら全ての闘いを改憲・戦争を阻止する闘いの中軸を担う闘いとして闘い、勝利しよう。

 星野解放闘争は改憲・戦争阻止闘争、国際連帯の中軸
 71年11・14沖縄闘争を青年・学生が先頭で闘い政府の根幹を揺るがす闘いへ発展したことを圧殺するための大弾圧、無実による無期31年、獄中44年の攻撃をうち破り、その闘いを継承・発展している星野解放闘争の全国的-世界的広がりは、今日の改憲・戦争阻止闘争の中軸として、国際連帯の中軸として、その力を発展し、星野の解放も、全世界の労働者民衆の解放もかちとる闘いとなって、真に未来への希望と力を生み出していくものとして発展しています。
 そして今、沖縄反戦-人間解放を闘い、それを継承・発展する闘いを権力が圧殺するために、無実なのに無期31年、獄中44年を加え続けていることへ、このとんでもない攻撃に改めて怒りを解き放ち、一日も早い解放をかちとるために、私たちは、全証拠開示・再審を求める100万人署名と、更生保護委員会へ解放を求める要望書・申し入れを集中しています。
 無実なのに無期31年、獄中44年への怒りを、安倍政権・資本主義の強搾取・戦争・核戦争-辺野古強行への怒りと一つに組織し、苛酷な弾圧のなかでそれを打ち砕き未来を開いている、獄壁の分断こえた団結、絆、愛への共感と希望を、今日の強搾取・戦争・核戦争―辺野古強行を、世界をつくり動かしている労働者民衆が団結し闘えば阻止し無くすことができるし、資本・権力を倒し全てを奪い返して、力を合わせ誰もが人間らしく生きられる社会を実現できるという労働者民衆自身の自己解放・人間解放の力への深い信頼・共感・希望と一つに組織し、一日も早い星野解放と、労働者民衆の解放、搾取・戦争の無い人間が人間らしく生きられる社会の実現を絶対にかちとろう。その闘いを本日の11・25の闘いで飛躍させていきましょう。