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星野文昭さんのメッセージ


2016年9・3全国総会へのメッセージ
                                          2016年9月3日
                                    星 野 文 昭(徳島刑務所在監 獄中42年)


 労働者人民の団結した闘いで世の中を変える、星野を解放する、その決意で全国から結集した皆さんの思い、エネルギーが壁を越えて伝わってきます。
 資本主義が無残な姿をさらし、1%の資本のために、むき出しに労働者人民を生きられないほどに犠牲にする、それに体制内派が屈服・加担することに対して、社会を動かしている労働者人民が団結し立ちあがれば、改憲・戦争、労働法制改悪を阻止し、資本・権力を倒し、労働者人民が主人公の社会をつくることができる。そのために職場・地域に闘う拠点をつくり、新しい労働者の党をつくろうという闘いを参院選闘争をもって本格的に開始し、朝鮮侵略絶対阻止、日韓政府打倒の11月大闘争に、私たちは向かっています。
 そのなかで、戦争に反対し立ち上がったことに、無実を承知した上での星野無期・42年投獄を強いていることへの闘いが、広く新たな共感・支持を獲得し、闘いの勝利を開いています。

 共に闘い勝利を開く喜び
 今、その闘いを共に闘い、勝利を開いていることが私と暁子にとって大きな喜びです。
 今、資本・権力は、どのような金融・財政政策の恐慌対策によっても経済浮揚できず、巨大化する一方の過剰資本の止まることのない利潤蓄積のために労働者人民をさらに生きられないほどに搾取することと、全世界において、その搾取と金儲けの場をめぐる争闘戦・戦争をどこまでも激化する以外になくなっています。
 スターリン主義・日本共産党も体制内派もこれに屈服し推進する役割を担っています。
このことへの怒り・決起が全世界で起こっています。日本でもその安倍の正体があらわになることで、怒りと闘いが高揚する大きな転換期に入っています。
 そのなかで、すでに資本家がいなくても社会を動かせる力をもって社会を動かしている労働者が、全人民と共に団結し、職場・地域を拠点化し立ち上がり、資本・権力を打倒することによって、労働者人民が社会の主人公として自らの力を解き放ち、搾取も戦争も無い、誰もが人間らしく生きられる社会を実現していこう。力を合わせ、誰もが人間らしく生きられる社会をつくる人間労働を奪い返すことを通して、人間性、人間的共同性、創造性を奪い返し、それに満ち満ちた人間社会、全生命活動をどこまでも発展していこう。この闘いこそが、全ての労働者人民の希望であり、未来です。
 その闘いは、1%のために労働者人民をどこまでも犠牲にしようという新自由主義の全てを奪おうとする攻撃に、労働者自己解放の力に依拠し、その団結した闘いによって勝利していくという動労千葉・水戸―動労総連合の闘い、星野の闘いが一体となって勝利をかちとって手にしてきたものだと思っています。


 11月国際連帯の大闘争は星野闘争・星野解放の道開く闘い 今、動労総連合の闘いが、それを基軸とした階級的労働運動・国際連帯の闘いが、全ての職場・地域で電撃のように労働者人民の新たな決起をかちとる情勢を手にしています。
 それが、民主労総と共に、朝鮮侵略戦争阻止・労働改悪阻止、日韓政府打倒をかかげた11月大闘争を闘うことによって、全く新たな地平を開こうとしています。
 そのなかで星野闘争も、闘いを圧殺するだけのために権力自身が無実を一番知っていながら、星野無期・42年投獄を強いていることへの驚きと怒り、そしてそれに屈せず、私と暁子が労働者人民の団結した闘いによって、勝利を開いていることに感動・共感が新たな大きな全証拠開示、再審・解放の闘いと、全ての労働者人民の団結した闘いで搾取・戦争の無い社会を開く闘いを一つにかちとっていく道を大きく開いています。
 全世界の労働者人民の、人間労働を奪い返し、人間的共同社会、人間そのものを奪い返す闘いの勝利と一つに、星野闘争・解放闘争の勝利をかちとろう。
 共に進み、そして勝利しよう。