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星野文昭さんのメッセージ


6・6星野さんをとり戻そう! 全国討論会へのメッセージ
                                          2015年6月6日
                                   星 野 文 昭(徳島刑務所在監、獄中40年)


 歴史的勝利勝ち取った60年70年闘争
 私たちの60年70年闘争は、日欧帝が台頭し米帝が相対的没落することで戦後体制が揺らぎ始め、敗戦帝国主義・日帝が、日米安保・沖縄基地強化をテコに侵略帝国主義に向かうことに対して、青年・学生を先頭に労働者人民自らの自己解放性を、スターリン主義・社民のクビキをのりこえて解き放って、その団結の発展によって侵略帝国主義の野望を打ち砕き、帝国主義とスターリン主義の打倒による革命の道、人間解放の道を開こうとするものでした。
 そうして歴史的勝利をかちとりました。71年11・14―19闘争は、沖縄・本土、世界の労働者人民の団結の発展によって、沖縄・安保-戦争の道を打ち砕く道を開き、今日の国鉄、反原発、安保改憲・沖縄闘争を支え、その発展の土台となっています。
 こうしたことへの反動が、破防法、カクマル反革命、そして星野死刑求刑・無期であり、さらに「身中の死に至る病」=恐慌を生み、それをのりこえようとする、労組破壊による利潤拡大の新自由主義を国鉄分割・民営化を突破口に全面化し、改憲・戦争、沖縄・三里塚・原発諸攻撃によって侵略帝国主義の野望をむき出しにしてきました。


 100万人署名で、階級の魂・星野の拠点建設を
 このことに私たちは屈服を拒否し、断固全未来をかけて立ち上がり、60年・70年闘争を継続発展させるものとして、動労千葉・国鉄闘争を先頭に一つに闘う闘いに挑み、「全てを成り立たせている労働者人民の団結の発展によって資本・権力を倒し全てを奪い返して人間本来の共同社会を実現していく」階級的労働運動・国際連帯の闘いによって、あらゆる分断・国境をこえた労働者階級と全人民の丸ごとの決起をかちとり、プロレタリア革命・人間解放を実現していく闘いに挑戦しています。
 星野もまさにそのようなものとして、全てを奪う究極の弾圧に不屈に立ち上がり、全てを奪い返していくことで勝利していく、そのようなものとして、階級の魂、闘いの柱として、団結を日々深め豊かにし発展させていくものになり、そしてそれが、今、闘い全体、星野の担い手のものとなり、連鎖集会・絵画展の挑戦的取り組みによって、闘いの拠点、星野の拠点をうちたてる闘いに挑戦し、闘いの勝利、星野100万人署名、再審解放を手中にしようとしています。

 労働者人民の力で搾取戦争のない社会を
 今日、資本・権力が大恐慌を引き起こし、延命のために全世界を搾取と戦争によって食い物にする横暴な振る舞いは、彼らが人間社会を動かす力を喪失していること、同時に全てを労働によって生み出している労働者人民こそが、一つに団結しそれを発展することで、資本・権力を倒し、全てを奪い返して、誰もが人間らしく生きられる社会を実現する力をもっていることを示しています。
 そもそも資本・権力が、労働者人民から搾取することによってしか成り立たない寄生的なもので、その彼らが搾取の末に過剰な資本を抱え込み、大恐慌を生み、それでも延命するために全世界において新自由主義によって団結を破壊し生きられないほどの首切り・低賃金・貧困を強い、さらに利潤をむさぼろうとして、その場の争闘を激化させて戦争・核・原発によって、人間社会そのものを破壊するに至っていることへの怒りは、全世界で彼らを包囲しています。
 あらゆる分断・国境をこえ、一つに団結する労働者人民の闘いが、資本・権力を倒し全てを奪い返して労働者人民が社会の主人公として、自らの人間性、共同性、創造性を解き放って人間本来の共同社会を実現していく階級的労働運動・国際連帯の闘いが、全世界の労働者人民の怒りとつながり解き放って、丸ごとの決起をかちとって行く展望を手中にしています。 
 安倍が戦争をする国に1%のために転換し、世界の労働者人民に1%のために殺し合いを強制することに対して、国境をこえた一つの労働者人民の団結の力、人間の力をうまずたゆまず闘いのなかで磨き発展させ、1%を倒し、全てを奪い返し、搾取・戦争のない社会を必ず実現していきましょう。


 生きることをみがいた星野無期とのたたかい
 星野無期との闘いは、自らの闘い、生きることそのものを真に磨き、深めるものでした。
 全てを奪おうとすることに、全てを奪い返していこうとするものです。
 分断し、全てを奪おうとすることに、分断を乗りこえて、一つに団結して全てを奪い返していこうとするものです。そしてそれを可能としてくれているのが曉子です。そして全ての仲間、すべての労働者人民です。
 人間は身を置き合って、全てを共有し分かちあって、補い合い助け合い力を合わせて目的意識的に自然に働きかけ生産する労働を土台に誰もが人間らしく生きられる社会生活、社会そのものを創造していく存在です。
 またそのことを認識し、自覚的に目的意識的に発展させ豊かにし深めていくことができる存在です。 
 まさに労働者は、そして農民はじめ勤労階級・階層は、そのような労働・社会生産を担い、全てを産み出し成り立たせているのです。
 その労働者人民から搾取し、貧困と戦争を強制するしかない資本・権力を団結した力で倒し、労働・社会的生産・社会生活を労働者人民の手に取り戻すために全てを投入し、それを実現する力を手にしましょう。
 階級の魂、闘いの柱として闘う星野の勝利は階級の勝利、闘いの勝利の決定的力になります。

 全証拠開示をかちとり再審・解放へ
 無期判決の核心的根拠のKr供述は、「きつね色上下の人物が激しく殴っているのを見た。星野がその色の服を着ていた。だからそれは星野だ。」というものですが、第一次再審最高裁は当日の私の服の色を青と認め、破綻しました。
 そして現場直後の私を写した一郎丸写真が、三宅鑑定意見書によって殴った痕跡が無いことを明らかにし、さらに根底的に破綻しています。
 11人の目撃供述はじめ、全証拠開示をかちとり、再審・解放を共に、必ずかちとりましょう。
 社会を成り立たせている労働者人民の団結した力で世の中を変えることができる。1%を倒し、全てを奪い返し、人間労働・人間的共同社会をどこまでも発展させていくことができます。
 その力、絆、愛、団結を信じ、闘いを通して、どこまでもそれを磨き、深め、豊かにし、そして勝利をかちとっていきましょう。