星野文昭さんのメッセージ |
星野文昭(徳島刑務所在監)
酷寒の中・フクシマに思いをこめて 三周年目の3・11に、磐梯山、只見川の絵に続く、フクシマ三部作になる、「3・11に、福島・花見山」を描きました。暖房のない酷寒の中で身を削って描くことが何よりの共闘になるという思いを込めました。そして、そこに込めたのは「福島の全てを返せ!」です。「仕事も生活も自然も全て返せ!」です。 1%の資本家・権力に責任を 全放出量の20%、広島型原爆数十発分の放射能を地上に降らせ、今も小型原爆並の放射能汚染水を放出し、原発労働者はもとより福島を中心に被曝を強い、既に疑いを含め児童77名の甲状腺ガンを生み、自然も、仕事も、生活も、人生そのものも奪っています。 自民党政府と電力・原子力産業はじめ、「原発は安全」のウソで利権・金儲けのために原発を推進した1%の資本家・権力の責任を、絶対に取らせなければなりません。今、彼らはその責任から逃げ、再稼働・輸出によって1%の利権・金儲けのためにフクシマを繰り返し、再び全ての労働者人民の全て・未来を奪おうとしていることなど、人類そのものへの挑戦であり、絶対に許せません。 彼らは、安倍を先頭に、かつて労働者人民に治安維持法等の大弾圧を加え、侵略戦争・太平洋戦争で、アジア3000万人、日米等の人民数百万人を虐殺しながらその責任を開き直り、賛美さえして、再び軍事独裁国家の下の戦争の道を掃き清めようとさえしています。だから、原発・核に固執するのです。 原発・戦争に走る新自由主義 彼らは、労働者から搾取し、人民から収奪し、むさぼり、金儲けのために労働者人民を人と見ない新自由主義によって巨大な過剰資本を抱え込んで、今日、大恐慌、大失業、大不況を生み、労働者人民の犠牲の上に成り立つ財政、金融政策によって破局の泥沼にあえぐ以外になく、また、そのなかで彼らの金儲けと延命のために、労働者人民に原発もそうですが、解雇・非正規・長時間労働・過労死などを無慈悲に強い、さらに戦争による殺し合いさえ強いる以外になくなっています。 団結して人間本来の社会を! 星野勝利へ 今や、これらの攻撃が、全世界共通に労働者人民に襲いかかっているなかで、この共通の敵へ、労働者人民の怒りが地に満ち、全世界で立ちあがっています。 この怒りと決起を、スターリン主義や体制内指導部の制動や「逡巡」や「諦め」を打ち破って解き放ち、労働者人民の心からの自己解放的決起をかちとるのは、都知事選において鈴木さんが訴え、動労千葉・水戸、国労郡山支部をはじめとした「生産を担い社会を動かしている労働者・人民が団結し立ち上がれば、これらの攻撃を打ち砕き、世の中を変えることができる」という闘いそのものにあります。 生産を担い、社会を動かしているのは労働者であり、人民です。金儲けのために労働者人民を虫けらのように扱う1%の資本・権力と団結して闘えば、勝利できるのです。この団結の力で、解雇・非正規・長時間労働・過労死、原発、改憲・戦争、私たちの星野無期はじめ全弾圧、これらを打ち砕き、1%の資本・権力を打倒し、全てを奪い返して、誰もが人間らしく喜びをもって生きる社会を運営するという、人間として最高の喜びのために生命を輝かし生きる、そのような人間本来の社会を絶対に手にしましょう。 このような、全てを奪おうとする攻撃を、全てを奪い返すことで打ち砕き勝利する闘いとして、「無実で無期」を全証拠開示-再審・解放の闘いで覆す星野闘争に共に勝利しましょう。 |