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星野文昭さんのメッセージ


11・29全国集会へのメッセージ
安倍を倒し、星野40年投獄を打ち砕こう
                        2014年11月29日
            星 野 文 昭
                   (獄中40年、徳島刑務所在監) 

 安倍・日帝は、アベノミクスの破綻とあまりの反動・腐敗のために労働者人民の怒りに追い詰められて解散・総選挙に打って出る以外になくなっていることによって、戦争・反動の安倍を倒す最高のチャンスを迎えています。
 唯一の恐慌対策、財政・金融緩和策のアベノミクスによって、局地的な株式バブルを「官製相場」で演出するだけで、輸出量も消費も設備投資も国内総生産も増やせず、ニッチもサッチもいかず、労働者人民への強搾取・強収奪、争闘戦の軍事化・戦争化を進めるしかなく、内部で金権腐敗を吹き出させ、労働者人民の怒り、安倍倒せの声、決起に追い詰められた安倍は、絶望的に解散・総選挙に打って出る以外になくなっています。
 それに対して、地に満ちる怒り・決起と一つに労働者人民自身の団結した力で安倍を倒し、世の中を変える闘いを対置し闘い、それを実現する拠点を職場・地域に不抜に圧倒的につくりだしましょう。
 それと一体に、安倍・日帝の究極の治安弾圧としてある星野無期・40年投獄を打ち砕き、70歳までの解放をかちとる闘いの飛躍をかちとりましょう。
 そうして、搾取と戦争と反動の安倍・帝国主義を倒す団結を広く強く圧倒的に発展させましょう。
 この間、国鉄、戦争・改憲、反原発、革命的議会主義を柱とする2010年代中期の階級決戦への挑戦によって、労働者人民の団結を職場、地域、全国、全世界で発展させ、命より金儲けの新自由主義、基地、原発、戦争のあらゆる攻撃を打ち砕き、世の中を変える闘いを動労千葉、動労水戸、鈴コンを先頭に、自らの職場、地域、戦線で誇りと全存在をかけて挑戦し、それが民主労総、ILWU、UTLAはじめ、国境をこえた全世界の労働者人民との団結へ感動的に発展しています。
 その挑戦のなかで、星野無期・40年投獄を全ての闘い、全ての労働者人民への究極の弾圧、闘争破壊、団結破壊としてはっきりさせ、日々勝利し闘う私と暁子の闘いを共有しつつ、全ての闘いの成否をかけて打ち砕くために闘うことによって、私たちの全ての闘いの勝利と全未来を開く団結を団結としてかちとっていく、その飛躍を私たちはかちとっていると思います。
 11・2に向けた全国34の国鉄集会でソリダリティを歌い、星野の取り組みの決議をあげ、西郡はじめ全国での暁子の講演、絵画展、『愛と革命』、カレンダーを感動をもって受け止め、街宣、オルグ、署名等で100万人署名、再審・解放の闘いを大きく発展させていること、そして、直接、共に闘うことを私と暁子に届け、物心両面で支えてくれていることに、心から一つに闘い生きているという実感を深めています。
 そして、面会で外で会いまみえることを約束した、先頭で闘っていた国労の富田益行さんの急逝は無念ですが、勝利を共にするため共に闘いたいと思っています。

全ての仲間との愛と団結の発展こそ不屈に闘う核心

 私への無期・40年投獄は、70年安保・沖縄闘争によって、労働者人民の闘いを抑圧するスターリン主義・体制内のクビキをのりこえ、青年・学生を先頭に戦争も搾取もない社会をめざし、圧倒的に自己解放的に闘いを発展させはじめ、体制を根底から揺るがしはじめたこと、そして今の命より金儲けの社会を労働者人民の団結した力で人間本来の社会に変える闘いとして発展させていることを圧殺しようとするものです。
 それは、無期という重圧と社会生活・闘いとの分断によって、闘い生きることそのものを奪う、それも獄中・家族のみならず全ての労働者人民から奪おうとする究極の弾圧なのです。だからこれを打ち破り、生き、勝利していくためには、本物の闘いが問われるのです。
 それは、苛酷さに耐え忍ぶというものでも、無理をして自己犠牲的に「信念」を貫くといったものではなくて、自らと暁子、全ての仲間・労働者人民の持つ力を100パーセント信頼し、それを解き放って勝利していくものです。
 不屈に闘うということは、そのように闘うということなのです。
 そして、その闘いの核心に苛酷な分断と現実を打ち破り、一緒に生きるに必要な愛と団結を暁子と発展させていることがあり、それを軸に全ての仲間、労働者人民と同じく発展させていることがあります。
 暁子と全ての労働者人民の怒りも喜びも苦闘もその全てに学び共有して、無期の現実を含めた全現実に真っ向から立ち向かい、団結した力であらゆる攻撃を打ち砕き、世の中を変える力をどこまでも信頼し、それを発展させ勝利していく、その確信が今かちとっているものです。
 戦争のない搾取のない誰もが人間らしく生きられる社会をめざし闘ったことに、無実を百も承知で無期・40年投獄を強いていることに対して、絶対に許さないという怒り、決意と勝利への展望・確信が星野闘争を支えるものです。

階級的労働運動・国際連帯で全未来開こう

 今、新自由主義と世界の資本主義化の命より金儲けの搾取によって手に余る過剰資本を抱え込み、唯一の恐慌対策の財政・金融政策によってニッチもサッチもいかず、金儲けとその場の狭あい化にあえぎ、それは倒されない限り国内と世界において、どこまでも権利を踏みにじり、労働者人民から強搾取・強収奪することによってあくどく搾り取る新自由主義と、その金儲けの場、市場・資源・勢力圏をめぐる争闘戦の軍事化・戦争化をどこまでも激化させていく以外にありません。原発再稼働もまさにそうです。
 1%の金儲け、富の独占のために99%の命、仕事、生活がとことん破壊され、人間社会そのものを破壊するのです。
 とりわけ7・1閣議決定は、日本とアジアと世界の労働者人民に深く刻まれた戦争への怒りと決起を前に「戦争をしない」とすることで延命できた日帝が再び「戦争をする」ことを宣言したものです。
 こうした新自由主義による極限的な搾取と 戦争への怒りは地に満ち、日本・アジア・世界で、根底的で大衆的な決起が始まっています。
 この怒りと決起と一つになって、全てを生み出し社会を動かしている労働者が闘う労働組合に団結し立ち上がり、全人民を結集し闘えば、資本・権力を倒し、全てを奪い返して、自らの人間性・共同性・創造性を真に甦らせ、解き放って、搾取も戦争も差別もない誰もが人間らしく生きられる社会を実現できるのです。
 私たちが、動労千葉・動労水戸・鈴コンを先頭に、民主労総、ILWU、UTLAはじめ国境をこえて発展をかちとっている階級的労働運動・国際連帯の闘いこそ、それを体現し、私たちの手に人間本来の社会を取り戻す闘いです。
 私たちは、そのなかで協働によって人間的共同社会を発展させる人間労働・生命活動を取り戻して、自他の苦しみ、喜びの全てを共有し合い、誰もが人間らしく生きられることによって真に満たし合える人間性・共同性・創造性を取り戻し解き放って、誰もが喜びをもって人間らしく働き生きられる人間本来の社会を実現し、どこまでも発展させていくことができるのです。星野無期・40年投獄を、この全ての闘い、全ての労働者人民への究極の弾圧・闘争破壊・団結破壊としてはっきりさせ、日々勝利し闘う星野闘争を共有し、全ての闘いの成否をかけ打ち砕くために闘うことによって、私たちの全ての闘いの勝利と全未来を開く団結を団結としてかちとっていくことを一層はっきりさせ、その飛躍をかちとっていきましよう。

100万人署名の力で再審・解放をかちとろう

 私たちの不屈の闘いによって既に最高裁が当日の私の服が薄青であることを認め、K証人の「きつね色の人物が殴っていた、その色の服を当日着ていたのは星野なので、それは星野だった」という供述が、全くの虚構であることが明らかになっています。
 さらに、現場直後の私が手にしていた紙の巻かれた棒に殴った痕跡が無く、そのネガデータを開示させ、その鑑定によってそのことが暴かれようとしています。検察の持っている全証拠は私の無実を明らかにするものです。100万人署名によって全証拠を開示させ、再審・解放を絶対にかちとろう。
 全てを、働き生み出している労働者が立ち上がり、全人民と共に、金儲けのために労働者人民を生きさせられなくしている安倍と、資本・権力を打倒し、人間本来の社会を実現する階級的労働運動・国際連帯の闘いを発展させ、闘う労組、闘う労働運動、闘う階級闘争をうち立て、勝利し、人間的な全未来を手にしましょう。それと一つに100万人署名、再審・解放をかちとりましょう。