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星野文昭さんのメッセージ




星野文昭さんの5・15沖縄闘争へのメッセージ


 今や、資本主義は労働者人民を生かすことができず、その命脈が尽きています。人類にとっての桎梏となっている資本主義を全世界の労働者の団結、労働者人民の団結した決起で打倒し、労働者人民が主人公となって誇りと力を解き放って人間本来の社会を実現していきましょう。
 戦後的成長が行き詰まった1974・75年恐慌をのりきるための新自由主義が破綻し、ぬきさしならぬ過剰資本を生み、大恐慌をあらわにしました。その絶望的なのりきりをかけた金融緩和は過剰マネーをあふれさせ、無理矢理金儲けの場をバブル的につくり出し、それはインフレと共に搾取・収奪を極限化し、過剰資本を極大化して、さらに大恐慌・大失業・戦争の破滅へ突き進むものです。1%の資本・富裕層がどこまでも富み、99%の労働者をどこまでも犠牲にして社会そのものを破綻させるものです。
 市場・資源・勢力圏をめぐる資本・国家間の争闘戦を激化し、経済的・政治的・軍事的対立を強め、戦争を不可避とする、また、それによって、団結・国際連帯を破壊し、民営化・外注化・分社化、解雇・非正規化・賃下げ、大増税・社会保障解体、改憲・戦争、日米安保・基地・原発推進の新自由主義にさらに絶望的に突き進むことで、労働者人民の職場・生活・社会を、そして人間的なものの一切を破壊する以外になくなっています。
 このことに対する怒りは、全労働者人民のなかに、全社会・全世界に満ち満ち、誰もが闘いを求め、労働・生産を担い、社会を動かしている労働者が全ての人民と共に団結し、職場・地域・全国・全世界で立ちあがり、命脈の尽きた資本・権力を打倒し、全てを奪い返し、労働者人民自身の共同の力で誰もが人間らしく人間本来の社会を実現しようという訴えが全ての労働者人民の心をつかみ、総決起する情勢を私たちはつかんでいます。
 新自由主義の始まり・本格化の国鉄分割・民営化に対して労働者人民の団結によって勝利を切り開く動労千葉・階級的労働運動は、4・26を突破口とする波状的自治労ストをもって全産別に広がり、国際連帯をさらに強めようとしています。
 この闘いが、命よりも金儲けに対して人間としての未来と誇りをかけた反原発、沖縄、三里塚・反TPP、星野-諸闘争と一つになって、全ての労働者人民の連帯・団結・総決起を大きくつくり出していくことは間違いなく、そのために全ての力を注ぎましょう。
 日帝・安倍は、米新軍事戦略と自らの改憲・戦争の要・日米安保の要として、辺野古・与那国新基地建設をはじめ全沖縄を、対尖閣・対北朝鮮・中国、対アジア、対世界への侵略戦争・戦争の前線基地とし、新たな琉球処分、新たな沖縄戦を強制しようとしています。そうすることで、日本全土を戦争に動員し、アジア・世界に戦争を強いようとしています。 分断をうち破って沖縄の労働者人民と共に、これらと対決し沖縄闘争を共に闘うことは、全ての労働者人民の団結の源であり、その団結の力で、戦争と虐殺を不可避とする帝国主義を打倒し、人間的未来を開く源です。そのようなものとして粘り強く全力で闘いましょう。
 私への無期攻撃は、71年11・14がそのような闘いをめざすものとして青年労働者・学生がほうはいと立ちあがり、体制そのものの危機を見た日帝・権力が、私の無実を承知で強行したものです。そのことが、今日、白日の下に明らかになろうとしている中で、全力で証拠開示をかちとり、再審・釈放ををかちとり、私たちの団結と闘いの飛躍をかちとり、さらに確信をもって勝利へ真一文字に闘い抜きましょう。
 あらゆる困難をのりこえることを糧に、勝利と未来を開く団結と力と誇りを共にかちとりましょう。