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星野文昭さんのメッセージ



    「復帰」40年沖縄闘争へのメッセージ
                                        星野文昭(徳島刑務所在監)

 私たちが闘った70年安保・沖縄闘争は、沖縄に基地を集中する72年「返還」によって、戦争へ向かって全土を基地化し、動員するものであることを許さず、未来を開くものでした。この闘いに驚怖した権力の反動が星野無期でした。
 それは、生きることすべてを奪おうとするものでした。これに、人間的誇り、魂をかけて闘い、暁子・全ての労働者人民の団結した力で全てを奪い返す闘いへ転化してきました
 全世界で資本が労働者人民から悪どく搾取・収奪し、それによって巨大な過剰資本を生み、大恐慌・大失業・生活破壊を引き起し、その乗り切りをかけた財政投入・金融緩和は、巨大な財政危機・国債危機を生んで、それでも利潤をむさぼり延命するために、資本・国家間の争闘を激化させ、貿易・為替戦争、勢力圏をめぐる侵略・戦争を激化させています。 このことが労組・団結を破壊して、民営化・外注化を中心とするリストラ・首切り・賃下げ、大増税、福祉・生活破壊、貧困・飢餓、侵略・戦争-原発・核を全世界の労働者人民に強制する新自由主義が、原発事故に凝縮しているように、全世界の労働者人民の生命さえおびやかすものになっています。
 今こそ、全世界の労働者人民が、民族・国境はじめあらゆる分断を乗り越えて、この生命より金の新自由主義-資本主義・帝国主義と闘い、一つに団結し、その団結した力でこれを打倒し、全てを労働者人民の手に奪い返し、労働者人民が社会の主人公となってその人間的な共同性・力の全てを解き放って、誰もが人間らしく生きられる社会を実現していくことによってだけ、私たちの人間的な未来があります。そして、全世界の労働者人民はその力をもっています。不屈に闘うことによって、その力を手にすることができます。
 闘うアジア人民と連帯した71年沖縄・安保闘争に立ちあがり、それへの報復としての無期、無実を百も承知の無期にも、暁子・全ての労働者人民と心を一つに不屈に闘うことによって、その世界革命による人間解放の闘いを一つに闘っています。そのような星野再審・解放をかちとる星野闘争が、2・5闘争から3・11、18、25と一つに大きく発展していることを傷つけようと、一から十まで白を黒とするペテンを恥じない再審請求棄却決定を強行してきました。
 この恥知らずなあがきを、さらに圧倒的な、無実には再審・釈放をの声と力で打ち砕き、再審・解放をかちとり、そのことをバネに、全世界の労働者人民の暴虐・理不尽からの解放をかちとりましょう。
「復帰」40年。基地によって生きることを奪うことと闘う沖縄の闘いは、国鉄・フクシマはじめ、生きることそのものを奪う新自由主義との闘いと一つに、沖縄と全ての労働者人民の誇りと未来をかけた闘いです。分断を乗り越え、一つに団結して勝利しよう。
私たちは、国鉄-民営化、外注化・非正規化、原発・核、沖縄、三里塚、八尾北・西郡、入管・国際連帯を一つに闘っています。あらゆる分断を乗り越えて、星野奪還を誰もが人間らしく生きられる社会を実現する闘いと一つに闘う、あらゆる攻撃との闘いを、誰もが人間らしく生きられる社会を実現するための闘いと一つに闘うことです。
 労働者人民こそが、資本・権力のあらゆる攻撃と闘うことの中で全てを奪い返していく、生活・地域、全世界で団結し、補い合い力を合わせて、誰もが人間らしく生きられる社会を実現していく、そのことの人間的豊かさ、味わい深さ、そのことが何より大切であり、生き、未来を開いていく力だと、今、実感しています。
 
 星野解放へ、沖縄と全ての労働者人民の解放へ、共に闘い、勝利しよう。