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星野文昭さんのメッセージ



   三里塚闘争も星野闘争も労働者人民の未来を開く希望の闘い

                                                      2013年3月24日
                                            星野文昭(徳島刑務所在監)

 今、命よりも金儲けの新自由主義の下で、1%の資本家・富裕層に富が集中し、99%の労働者人民に犠牲を集中することへの怒りは全世界に充満し、労働者人民が立ち上がっています。そして、この新自由主義に行きつき命脈が尽きた資本主義・帝国主義を労働者人民の団結した力、労農連帯の力で打倒し、労働者人民の手に全てを奪い返して、誰もが人間らしく生きられる人間本来の社会を実現することに、私たちの労働者人民、人間として生きる真価が問われています。

 命を破壊する資本主義

 労働者人民から搾取・収奪し巨大化した過剰資本によって大恐慌・大失業・戦争を引き起こしている資本・国家は、オバマ、安倍を先頭に、唯一の恐慌対策として放漫財政・金融緩和を争闘戦的に競い合っています。それは最初から破綻が明らかな、国・中小企業・個人を借金漬けにすることで成り立つバブル化によって金融資本をはじめとした過剰資本を極大化して、大恐慌・大不況・大失業・戦争を破滅的に結果して全てのツケを労働者人民に回すものです。
 この全過程は、一層資本の利潤拡大をむき出しにして資本・国家間の争闘、市場・資源・勢力圏をめぐる経済的・政治的・軍事的争闘をトコトン激化し、何より、労組・団結破壊による民営化・外注化・非正規化、大量首切り・賃下げ・大増税・福祉破壊、日米安保・沖縄基地強化、核武装・原発推進、TPP・農業破壊によって社会生活、人間生活、生命そのものをズタズタに破壊するものになるということです。彼らは最早労働者人民をまともに生かすこともできません。

 三里塚の地に再び立つ決意

 しかし、私たちには、動労千葉を先頭に労働者人民の団結の力で解雇・外注化・非正規化を阻止し労働者自己解放=人間解放をかちとる労働運動があり、福島の怒りを魂とする反原発闘争があり、労農連帯をかかげ勝利を切り開いている三里塚闘争があり、戦争の日米安保を粉砕し未来を開く沖縄闘争があり、国際連帯闘争があります。
 生産を担い、生活を担い、社会を動かしている労働者と全ての農・漁民、人民が一つに団結して、職場、地域、全国、全世界で資本・権力から支配権と全てを奪い返し、誰もが人間らしく生きられる人間本来のあり方を必ず実現しましよう。
 新たな侵略戦争のための軍事空港建設、新自由主義と改憲・戦争とTPPのための市東さんの耕作権をも否定した農地強奪、これと対決し粉砕する市東さんを先頭とする三里塚闘争は、国鉄闘争・外注化、非正規化阻止闘争、反原発闘争、沖縄闘争、改憲・戦争阻止闘争、安倍・橋下打倒闘争と一つに全ての労働者人民の未来を開く希望となってその総決起をかちとる闘いです。
 それら全ての闘いを圧殺する意味をもつ星野無期を覆す闘いも、その闘いと一つに全ての労働者人民の未来を開く希望の闘いです。北原さんとの面会での約束を果たし、三里塚の地に再び立つ決意です。 
 共に、あらゆる困難をのりこえることを糧に闘い、勝利しましょう。