星野暁子さん面会日記
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2016年 6月6日~10日

   感謝をこめて返信

 6月6日
 6・5国鉄集会の報告をした。韓国の民主労総からも2名参加してくれた話をすると、「民主労総は、本当によく頑張っている。動労千葉と一緒に頑張っていることはすごい」と言った。さらに世界経済についてひとしきり話した。
 健康問題について聞いた。「アレルゲンがいくつかあって、一番はサバなんだ。半分ぐらい食べて慣れさせていくようにしていたのを、大丈夫かなと思って全部食べたら、湿疹がワアーつと出きた。その後も湿疹ができやすくなった。ステロイドをO・5錠まで減らしていたのを、4月から1錠にした。湿疹はよくなっている。その分血糖値がどうなっているか気になるけど、今月末にわかる。他のアレルゲンは、ナビスコがつくっているオレオ、てきめんに出る。それから卵、出やすくなる。海水浴がいいと聞いているけど、抜本的な治療法あれば教えてほしい」と言った。「食べないというのが第一じゃないの?」と言うと「食べないと、他に食べる物がないんだ」と文昭。当分は半分ぐらい食べるというやり方を、続けるしかないのかもしれない。
 7日
 相模原の清水れい子さんが、東京・町田市の絵画展の様子を書いて送ってくれたそうだ。「メールを見て、ロコミで来た人が結構いたそうだ。ビラは前提だけど、メールも効果的だ。清水さんのように、絵画展の様子を伝えてくれるとわかりやすい」と文昭。
 静岡で、絵画展を見に来てくれた文昭の同級生とは誰だろうという話になった。「沼津出身の応援団長がいたけど」等と話した。




 

8日
 6月の絵は「アフガンの兄妹、水くみの途中」と題された絵だ。
 「元木康亮さんが送ってくれた、写真のコピーを見て描いた。貧しい大変な状況の中で、明るく生きている兄妹の雰囲気がよかった」と言った。
 宅下げされた絵を見ながら「色が薄くなっているのはなぜ?」と聞いてみた。「時間内に仕上げて、自分の思いを伝えようとするから」。「前は、濃かったでしょう?」と言うと「前に比べ、絵に振り分ける時間が少なくなった」と文昭。1カ月に1枚はハードなのかなとも思った。
 今『基地で働く』という本を読んでいると私か言うと、「基地労働者が基地のない社会を目指して闘う。1971年三里塚闘争を闘っている時、全軍労牧港支部青年部の闘いが鮮烈だった。ものすごく励まされた」

 「清水れい子さんのたよりに『チェルノブイリの願い、フクシマの願い』の目に惹かれて、絵画展に来た人がいたそうだよ。あの目は、僕だから描ける絵なんだ」と文昭。
 「獄壁を越えて」の感想を聞いた。「すばらしい内容だ。暁子も言っているように、運動の広がりのずっしりした重さを感じる。皆が全身全霊で僕に向き合ってくれていることが伝わってくるよ」
 9日、10日
 『獄壁を越えて』へ原稿を寄せて下さった人それぞれへの、文昭からの返信に費やした。最後に「感謝をこめて読んでいる」と言った。