星野暁子さん面会日記
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2016年 1月12日~14日

   "勝負"の年だと文昭

  1月12日
 暖かい日だ。顔を見て元気であることを確かめあうと、「新年、おめでとう」と言い合った。8日金曜日の教育処遇日を入れると4日間になる連休中は「絵を描いていたよ」と言った。「12月の末に川村しのさんからもらった絵葉書の子どもを描いたんだ。年のはじめの絵として、いい感じに仕上がった」と文昭。「年賀状を事務局で1040通作って、完売しているから、文昭に届いていると思うけど読んだ? 9・6徳島刑務所包囲デモの写真がついているけどね」「それは、まだ読んでいない。一部抹消になって、2週間ぐらい後に入るんじゃないかと思うよ」
10・31国際労働者集会で交流したトルコの労働者が、自分たちのホームページに星野の特集を組んでくれ、それを読んだ食品労働者が、感動的な詩を書き送ってくれた。金属労働者からの心のこもった手紙も掲載された。文昭は「今までにないぐらい感動したよ。詩の中で『社会主義の花がこの地に咲き誇るとき』とある。僕らだけじゃない、みんなのことを言っているんだね」と言った。

 

 13日
 星野新聞の発刊について、「みんなで作りあげていくのが理想的だね。いいものができそうだ」と文昭。「立ち上がってくる人々と結びついて、戦争を止め、新自由主義と闘う最大の武器にしてほしい」と言った。
 「血糖値、高いみたいだね」と聞くと、「普通は110台なんだけど、230あった。ステロイド剤を飲んでいるからなんだ。糖尿病につながる恐れがあるので、少しづつ減らしてるよ。立ちくらみ、めまいが、時たまある。冬場に多い」。私が「水泳をやろうと思っている」と言うと、「それはいいね。筋肉運動大切なんだ。僕の方は、不整脈はあまり出ない。体重は56〜57㎏。日常生活も学習も意識的に日々見直しながら深めている」

 14日
 文昭の絵が、四国管区のコンクールで2位になった。『未来につながる世界の子どもたち』という題の絵だ。
 今日は『自分との出会い、歩みの始まり』という題の絵を見ながらの面会。鏡に写る自分を不思議そうに見る子どもが愛らしく描かれていて、傑作だ。
 10日の動労千葉の旗開き、田中委員長が3ケタの組織拡大をやる、非正規職撤廃に全力をあげると発言したことを伝えた。
 7月の参議院選挙に弁護団長の鈴木達夫さんが立候補し、ダブル選挙になった場合は、全学連委員長の齋藤郁真君が立候補することを伝えた。「いいね。齋藤君の発言、国会闘争を通してよくなっている」と文昭。
 年頭の決意を、文昭はこんなふうに語った。「今年は、星野も全体も勝負の年だ。このまま放っておくと世界戦争になってしまう。本気で、日米韓で北朝鮮を倒そうとしている。日韓の合意はそのための布石だ。それにストップをかける。今年は国際連帯の力、ゼネストの力で自分たちの政府を倒して新自主義の社会を終わらせる。国際連帯の地平、開花させていく。星野もその中で大きく発展させていくことだ」