星野暁子さん面会日記
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2015年 11月4日~6日

 「人間は他者を思いやることができる」

  11月4日の面会は、従兄の誉夫さんといっしょの面会だった。静かではあるけれど真剣な意見がかわされた。

 5日は、健康問題も話すことができた。文昭の湿疹は、疥癬(かいせん)ではないという結論になったのだけれど、他の受刑者で疥癬の人が何人かいるそうだ。文昭の判断では、疥癬の治療をしたことで、検査の時、病原菌が見つからなかったのではないかと言っていた。仕事で有機溶剤(ボンド)を使うため、定期健診は受けているとのことだった。検便は、徳島に移監になってから、1回か2回ぐらいだと言う。
 

 本物の愛・絆・団結で
 6日。マンデラのことが話題になった。「マンデラの力は、獄中闘争で培われたものだ」と言っていた。今読んでいる本を聞くと、「NHK出版の『ヒューマン』という本を読んでいる。猿と人間の違いは、『人間は他者をおもいやることができることだ』と書いてあり、共感した」とのことだった。そうでない現実は、共同性が奪われているからだと言っていた。
 「日常の世界の中で、世界の労働者と一つの闘いをやっているという感覚が強くなっているよ」と言っていた。

 「インターネットの調査で、安保法に反対する人は、1000万人。反対の思いはあるという人は、2000万人いる。日本の階級闘争の中でこういうことはなかった。具体的行動に結びつけていくことが大事だ。ストライキ、ゼネストで安倍を倒す。1000万人署名もそれで終わるのではなく行動と結び付けていくことだ。僕らのことも、困難な中できびしい現実と向き合って、本物の愛・絆・団結、いっしょに生きる内容を生み出していることが、みんなの心に響いているんだ」と言った。
 「1%の資本家が99%の労働者民衆を犠牲にしている。全世界が同じ構造で、課題は一つだ。それが同じだと掴み取れた。負けないで星野が闘い続けている。それと全労働者人民の闘いは一つだ。無実を無実としてはっきりさせて闘っていく。それがみんなの希望にもなっている。星野の魂を自らの魂として、あらゆるところで立ち上がっていくということだよ」と文昭は言った。
 3日間の面会は、あっという間だったが、月3回の面会を大切にしていくことを確認して、徳島刑務所を後にした。