2019年 2月4日~6日
「星野」は反戦の闘い
2月4日 文昭はマスクをつけて現われた。インフルエンザでいくつかの工場が閉鎖になり、ちょうどこの日から再開したと言っていた。
この日は、韓国テグの話をしようと思っていた。身につけていたピンクのマフラーを見せて、「これはソンジュで、チンジンスさんが寒いからと買ってくれたものだよ」と話した。既に、手紙ですべてを伝えてあり、文昭からは「テグに僕を連れ出してくれたような手紙だった」と熱烈な返信があった。
イドクチェさんとテグのみなさんからいただいた「応援牌」を見せて、「平和を死守しようと努力されているその熱情を尊んで」と記してあるハングルの日本語訳を読み上げた。文昭はうれしそうに「応援牌」を見ていた。「民衆行動がどういう運動なのか、はじめははっきりわからなかったけど、マルクス主義に基礎を置いて、民主労総を左から牽引する組織だとわかってうれしかった。星野の闘いを反戦の闘い、平和を求める闘いと言ってくれたことも新鮮だったし、うれしかった。獄中44年、不屈の闘いということは言うけど、最近、星野が反戦の闘いであり、平和の闘いであることは、なかなか言わなかったからね」
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左から、片山元久さん、高橋敦さん
須藤角一さんと(2月5日) |