星野暁子さん面会日記
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2018年 5月21日~23日

    あまりにひどい懲罰
 「懲罰」になったことを、18日付けの文昭からの手紙で知った。カバンを製品化するために、疲労困ぱいの日が続いていた。そのために5月3日に配られたお菓子は夕食までに食べなければならないという遵守(じゅんしゅ)事項を読まずに、夕食後に食べたのは違反だと言うのだ。罰金500円、2類から3類に降格になり、3年間無事故だと一個もらえるバッチもとりあげられた。面会は月5回から3回に、手紙も月7回から5回に減る。絵画クラブも参加できない。

 5月21日
 文昭は「カバン作りは初めてだから大変だったんだ。ようやく製品化することができたよ。のめりこんでいたから寝ても考えていて、へとへとだった。そのために遵守事項を見る気力もなくなっていた。刑務所は、一点を見て責めるのではなく、全体を見て判断すべきだ」と言った。疲れのため不整脈も出ているという。私も「刑務所の新たなプロジェクトのために、全力を注いだ結果がこんなことになるなんて、ひどすぎるよね」と言った。
 朝日新聞に掲載された意見広告は、カットされて見ていないと言っていた。



 22日
 韓国民主労総のハンサンギュン前委員長が、仮釈放で解放された記事を見せた。意見広告のコピーも見せた。差し入れもした。
 「ソケイヘルニアは出てきたら押してやるのをこまめにやっているので痛みはない。湿疹も前は痛みもかゆみも大変だったが、今は薬をぬると治まるようになっている」と文昭。
 私からは「文昭は責任感が強いから、疲れきるまで仕事をやってしまうけど、健康を考えて程々にやることも大事だ」と言った。

 23日
 6・3のパレードで歌ってほしい文昭の希望の曲を聞いた。「インター」の他は、WE SHALL OVER COMEがいいと言っていた。
 宅下げした絵について話した。「これは、アフガンの少女たちが勉強ができるようになった喜びを表現しているんだ。高松矯正管区のコンクールで4位か5位になった。あと暁子がおっぱいをあげている絵も戻ってきている。これは審査の対象にならなかった」
 大分の佐藤さんに懲罰の話をしたら「刑務所はひどすぎる。その上で『くそ真面目』の『くそ』をとってください」って言っていたよ」と言うと、「物づくりというのは、のめりこむものだからね。暁子からも言われたから気をつけるよ」と文昭。
 最後に「『安倍を監獄へ、星野を解放へ』だよね」と私が言って面会を終えた。