星野暁子さん面会日記
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2018年 9月5日~6日
  暑さと仕事で3キロやせた


 お盆休みには手紙の発信ができない。それは知っていたが、次の週も手紙が来ないので心配していた。次の8月30日発信の手紙で、22日から23日「胃痙攣」で入院していたことがわかった。吐き気もあって、血液が逆流するような感じで大変だったと書いてあった。

 9月5日
 「やせたんじゃない?」会うなりそう聞いた。ひとまわり小さくなった感じがした。「3㎏やせたよ。夏の暑さとカバン作りのハードさが原因だと思う。食欲がない。いつもは4分の3は食べているけど、今は2分の1しか食べられない。好きな物しか受け付けない。食べ物をみると拒絶反応が起きる。こんなのは初めてだ。医者に相談しようと思っている」と文昭。
 カバン作りの方も、カバン専用のミシンと皮のバイヤステープをまくラッパという道具がないのだが、専用ミシンを使ったのと同じ仕上がりにすることが求められるので「緊張が継続して、かなりの負担になる」と言っていた。「予算の問題があると言われているが、専用ミシンとラッパを引き続き要求していく」と話してくれた。我慢強い文昭が言うのだから、よほどのことなのだ。

 6日
 バリウムを飲んでの検査をいつ受けたかを聞いた。「検査は12月末にある。去年は風邪をひいて受けなかったから、1年半前ということになるね」「胃の調子が悪くなったのは2年前。それ以来胃の薬を飲んでいる」と文昭。
 9月2日の仙台市での「星野交流集会」を報告した。高崎経済大学の同窓生の鈴木眞さんと野田さんご夫婦がすごく頑張っていて、それぞれ新しい人を6~7人連れてきていた。私にも、スピーチだけではなく質問コーナーが準備されていた。鈴木さんのことを文昭は「懐かしさだけだった手紙が、星野に取り組むことで変わってきている。返事を書きたい」と言っていた。鈴木さんのキーボード伴奏で「ソリダリティ」を皆で歌ったことを伝えると、「昔も、体育館で僕がリクエストしてピアノをひいてもらい、二人だけのコンサートをやった」と懐かしがっていた。
 前日宅下げした『絵の世界で、暁子、新たな生命を抱いて』の絵を見ながら話をした。私が赤ん坊におっぱいをあげている絵だ。「私がたくましく描かれているのがいいね」と言うと、「子どもを育てるんだ。たくましくなるんだ」と文昭。「自分の絵の中でも最高のものになった」と言った。コンクールに出展できなかったのは、知りあいのモデルは駄目というのが付け加えられたからだそうだ。不本意な規則だ。