2019年3月16日 救援連絡センター第15回定期総会決議

 
星野文昭さんの解放を求める決議

 現在、四国地方更生保護委員会は星野文昭さんの解放に関する審理を行っています。今年2月19日には保護委員1名による星野さんへの面接が行われ、遠くない時期に結論を出すと考えられます。私たちは、星野さんをただちに解放するよう強く求めます。
 改憲・戦争攻撃に突き進む安倍政権は、労働者・学生・民衆に対する治安弾圧を強化しています。全日建連帯労組関西生コン支部の正当な組合活動に対してくり返し刑事弾圧をかけ、京都大学を始めとする学生運動にも許しがたいでっち上げ弾圧を強行しています。治安弾圧を打ち破る闘いと改憲・戦争阻止は一つのものです。
 日本には終身刑がないにもかかわらず、通達や運用によって事実上の終身刑が導入されています。1998年に出された最高検察庁の「マル特無期通達」は、「犯情が特に悪質」とする者を「マル特無期」に指定し「終身またはそれに近い期間」拘束するとしています。1970年代の安保・沖縄闘争を闘い無期懲役とされた人たちは、いまだに投獄され続けています。 私たちは満身の怒りでこれを弾劾し、すべての政治囚の即時解放を求めます。
 星野さんは1971年11月14日、沖縄返還協定批准阻止の渋谷のデモを闘い、機動隊員1名を殺害したとして無期懲役の判決を受けました。しかし、星野さんは無実です。東京高裁・草場良八裁判長が出した確定判決の認定はすべてでっち上げです。第2次再審請求を闘っている星野さんの再審開始・無罪をかちとろう。
 それと一体で、四国地方更生保護委員会が星野文昭さんの即時解放を決定するよう熱望します。
 以上、決議します。

        2019年3月16日
                    救援連絡センター第15回定期総会参加者一同


 
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