2018年9月24日   一般合同労働組合東京西部ユニオン 第17回定期大会


  沖縄闘争を闘って獄中44年、
        無実の政治囚・星野文昭さんを取り戻そう!決議

 1971年11月14日、渋谷で闘われた「沖縄返還協定批准阻止闘争」を先頭で闘った星野文昭さんは、その正義性故に国家権力の憎しみを一身に受け、無実にもかかわらず獄中44年目を迎えています。星野文昭さんの解放へ向けた国家権力との攻防は正念場を迎えています。世界大恐慌での生き残りをかけて改憲・戦争に突き進むしかない安倍政権は、臨時国会に法案を提出し改憲を強行しようとあがいています。しかし、沖縄をはじめ巨万の労働者民衆が安倍を追い詰めています。星野文昭さんの仮釈放を認めたら、国家権力への怒りが解き放たれ、改憲阻止・安倍打倒の闘いに直結してしまう、それだけは避けなくてはならないと、最高検は「マル特無期」攻撃をかけています。星野文昭さんへの「終身刑」攻撃は、受刑者の人間としての尊厳を踏みにじり、生きる権利と希望を奪う攻撃です。これは非正規職化、改憲・戦争攻撃と一つです。
 しかしこの超長期の投獄と「終身刑化」攻撃に対し、労働者民衆の決起が始まっています。家族、弁護団、救援会による高松の四国更生保護委員会への申し入れも9回を数え、6・3高松集会には1000人が全国から結集し、集会とデモが闘われました。獄中で正義を貫く星野さんの不屈の闘いと存在が、安倍政権の腐敗と非正規職化、改憲・戦争への怒りとのつながりを開始しています。全国各地の星野絵画展では「人間が人間らしく生きる社会」を求めて星野さんが描く絵画が多くの労働者民衆の共感と希望を組織しています。この全国で展開されている絵画展の積み上げが、「無実の星野さんを解放せよ!」の声となって、四国更生保護委員会に「仮釈放」を求める「要望書」に結実しています。その数は現在1万を超えています。
 杉並・星野文昭さんを救う会に続いて、星野さんを取り戻そう!杉並・高井戸の会が結成されました。地域の仲間たちによる絵画展を共にし、西部ユニオン独自の開催を目指しましょう。
 改憲・戦争を阻止する闘いと、星野さん解放の闘いはひとつのものです。四国地方更生保護委員会をめぐる攻防は切迫しています。星野さんの解放を求める絵画展をさらに積み上げ、「要望書」運動を広げ、星野さんを奪還しよう。また、46年間の指名手配攻撃と闘い不当逮捕された大坂正明さんの裁判闘争に勝利しよう。11・4労働者集会から11・25高松闘争に攻め上ろう。
以上決議する。
2018年9月24日
                         一般合同労働組合東京西部ユニオン 第17回定期大会


 
画像をダウンロードするには、ここを右クリックします。プライバシー保護を促進するため、この画像はインターネットから自動的にダウンロードされません。