2018年8月31日   全国水平同盟杉並支部第6回大会


  無実で獄中44年を闘う星野文昭さんを解放・奪還する特別決議
 

 1971年11月14日、渋谷で闘われた「沖縄返還協定批准阻止闘争」を先頭で闘った星野文昭さんは、その正義性故に国家権力の憎しみを一身に受け、無実にもかかわらず獄中44年目を迎えています。
 今、この超長期の理不尽な投獄に対し、陸続と「星野さん解放」の決起が始まっています。家族、弁護団、救援会による高松の四国更生保護委員会への申し入れも9回を数え、6・3高松集会には1000人が全国から結集し、集会とデモが闘われました。
 戦争と改憲でに突進する安倍政権の腐敗と不正は、権力機構全体に及び、労働者・民衆の怒りが沸騰しています。これと対極にあるのが、獄中で正義を貫く星野さんの不屈に闘いと存在です。全国各地の「星野絵画展」で「人間が人間らしく生きる社会」を求めて星野さんが描く絵画が多くの労働者民衆の共感と希望を組織しています。
 それが今「無実の星野さんを解放せよ!」の声となって、四国更生保護委員会に「仮釈放」を求める「要望書」に結実しています。その数は現在優に1万を超えています。
 「戦争のできる国」をつくるための改憲に反対する闘いと、星野さんの闘いはひとつのものです。星野さんの解放を求める「要望書」運動を更におおきく広げ、星野さんを奪還しよう。また、46年間の指名手配攻撃と闘い不当逮捕された大坂正明さんの裁判闘争に勝利しよう。70年沖縄・安保闘争の地平を今日に甦らせ、その闘いの中で星野さん、大坂さん必ずとり戻そう。
 狭山事件で部落差別によって殺人犯にデッチ上げられた石川一雄さんの闘いも、すでに半世紀を超えています。石川さんは「見えない手錠」を外すまで、不屈・非妥協に国家権力と闘い続けています。部落差別は国家と資本がつくり出した階級への分断攻撃です。石川さんを先頭とする狭山闘争は、差別分断を打ち破る闘いです。
 星野さんもまた沖縄との分断を打ち破って渋谷闘争を闘いました。そして今、星野さんは獄壁という分断を越えて、暁子さんとの愛で結ばれ、労働者民衆の闘いと繋がり、国境を越えた連帯をかち取っています。
 国家による権力犯罪に立ち向かい、「絶対反対」で闘う石川さんの闘いと、国家の暴力装置=監獄の中で無実を訴え「人間が人間らしく生きる社会」を目指す星野さんの闘いは、一つのものです。
 下山鑑定によって石川さんの無実は明らかであり、星野さんについても有罪とする物証はありません。国家権力の階級意志による虚構の判決です。無期刑の終身化による無実の星野さんへの獄死攻撃を絶対許してはなりません。
 戦争と改憲に突き進む安倍政権を打倒し、改憲と戦争を絶対阻止しよう。狭山闘争の爆発とともに星野闘争の爆発をかち取ろう。四国更生保護委員会に「要望書」の山を積み上げ星野さんを解放・奪還しよう。全証拠開示・再審勝利を、石川一雄さんの闘いとともに勝ち取り、星野闘争に勝利しよう。
 右、決議する。   
 2018年8月31日                         全国水平同盟杉並支部第6回大会参加者一同


 
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