2018年4月8日
 神奈川労働組合交流センター第29回総会 特別決議


無実の星野文昭さんの即時解放を 6・3高松行動へ総決起しよう

 無実の星野文昭さんを取り戻す闘いは極めて重大な局面を迎えています。
 星野さんは、昨年7月24日で無期刑の受刑開始から30年が経過し、地方更生保護委員会は1年以内に仮釈放を審議せざるを得なくなりました。今年7月がその期限です。
 43年にわたる文昭さんの不屈非転向の獄中闘争、徳島刑務所面会闘争を積み重ね、文昭さんと一緒に生きてきた暁子さんの闘い、全国で開催してきた絵画展には2万人が訪れ、全証拠開示を求める再審署名は9万5千筆となりました。
昨年から開始された高松・四国地方更生保護委員会闘争は、こうした雨水が岩を砕くがごとき地道で誠実な「星野奪還」の訴えと闘いが切り開いた地平です。さらに、四国地方更生保護委員会に対する「要望書」運動が全国で展開され、さらに3月上演された演劇「ブラインド・タッチ」は連日満員となり、いま、「星野さんをかえせ」は「星野さんは取り戻せる」という自信と確信をつくりだしています。
 一方、星野さんと同じく、1971年11月に沖縄返還協定批准阻止の渋谷暴動闘争を闘い、46年間でっち上げ指名手配を受けた大坂正明さんの裁判も始まります。星野さんも大坂さんも無実です。3600点ともいわれる「検察の倉庫に眠る証拠」をすべて開示させ、星野再審と大坂裁判、更生保護委員会闘争を一つにして、国家権力によるでっち上げの全貌を暴き、2人の無実を勝ち取る闘いを展開しよう。
 星野さんの無期刑に対する30年の闘いは、労働運動の解体を狙った国鉄分割・民営化絶対反対の動労千葉の闘いの30年と重なります。労働者をモノのように扱い、使い捨て、社会的連帯や共同性をバラバラにすることが資本の利益を生むとした新自由主義に対する根本否定の闘い、二つは一つの闘いです。
 私たちは「神奈川・星野文昭さんを取り戻す会」とともに、各地区での星野絵画展を連続的に開催し、「要望書」運動を展開してきました。
 いよいよ正念場、最大のチャンスの到来です。必要なことは、「取り戻すために必要なことは全部やる」ということです。
今年7月までの間が仮釈放決定を勝ち取る最大の正念場です。国家権力との真正面の激突、力勝負の闘いです。これは共謀罪を打ち破る闘いとも一体です。
 星野絵画展、要望書運動をさらに強力に推進し、何よりも「星野文昭さん解放6・3全国集会&1000人パレード」(高松)を成功させ、階級的労働運動のさらなる発展で星野さん即時解放を勝ち取ろう。

 以上、決議する。

2018年4月8日

           神奈川労働組合交流センター第29回総会


 
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