2018年4月8日
 広島県労働組合交流センター2018年度 定期総会 決議


星野文昭さんの即時解放を!6・3高松へ総結集しよう

 2018年、無実の星野文昭さんを取り戻す闘いは決定的に重大な局面を迎えています。
 星野さんは、昨年7月24日で無期刑の受刑開始から30年が経過し、地方更生保護委員会が、1年以内に仮釈放を審議する期限が今年の7月です。仮釈放決定を勝ち取る闘いは国家権力との真正面からの力と力のぶつかり合いであり、安倍政権を打倒する闘いそのものです。
 職場・地域での階級的労働運動のいっそうの発展、改憲・戦争阻止の闘いの前進で星野さん即時解放を勝ち取ろう。
 6月3日、星野文昭さん解放全国集会へ全国から香川・高松へ全国から集まろう!そのために4月20日〜22日、広島市中心部で開催される星野文昭絵画展を、私たちが先頭に立って成功させよう!四国地方更生保護委員会への「要望書」を職場・地域で集めよう!
 43年にわたる星野さんの不屈非転向の獄中闘争、徳島刑務所面会闘争を積み重ね、文昭さんと一緒に生きてきた暁子さんの闘い、全国で開催してきた絵画展には2万人超が訪れ、全証拠開示を求める再審署名は10万筆に迫る勢いです。昨年から開始された高松・四国地方更生保護委員会闘争は、こうした地道で誠実な訴えと闘いが切り開いた地平の上で、私たち労働者民衆の力で星野さんを取り戻す画期的な取り組みです。
 星野さんと同じく、渋谷暴動闘争を闘い、46年間でっち上げ指名手配を受けた大坂正明さんの裁判も始まりました。大坂さんの裁判は星野再審と同じです。星野さん・大坂さんは絶対無実です。「検察の倉庫にある証拠」をすべて開示させ、星野再審と大坂裁判、更生保護委員会闘争を一つの闘いとして全力で取り組み、国家権力によるでっち上げのすべてを暴き、2人の無実を勝ち取とろう。
 1971年11月14日の渋谷暴動闘争は、沖縄の基地を強化する沖縄返還に反対し、全島ゼネストに呼応して本土の労働者・学生が立ち上がった闘いでした。沖縄基地、戦争と貧困をなくし、労働者の自己解放を通した人間解放を勝ち取る闘い―70年安保・沖縄闘争の発展を押しとどめるために、国家権力は星野文昭さんに無期刑を下したのです。また星野闘争は、労働運動の解体を狙った国鉄分割・民営化絶対反対の動労千葉の闘いの30年そのものです。労働者をモノのように扱い、使い捨て、社会的連帯や団結、共同性をバラバラにすることが資本の利益を生むとした新自由主義を根底的に打倒する闘いと一体です。
 今、安倍とトランプによって朝鮮半島での核戦争が準備され、沖縄がその最前線として強化されている現実、民営化と非正規職化で雇用が崩壊、教育や保育・年金・医療が破産し、地方が切り捨てられようとしている中で、怒りは地に満ち、国鉄闘争と星野闘争は、治安弾圧にかけた国家権力の狙いを打ち砕き、希望と闘いの結集軸になっています。3月25日、東京 日比谷野音において、改憲・戦争阻止!大行進が開始されました。私たちは、星野解放の闘いを、この大行進の重要な柱として、資本家階級の腐敗を弾劾して打ち倒していくことで、星野さん・大坂さんとの再会を実現しよう。
 怒れる青年たちと共に、人間が人間らしく生きられる社会を作り出していく核心に、星野解放と国鉄闘争、改憲・戦争阻止の闘いを据えて闘おう。
 安倍を監獄へ!星野文昭さん、大坂正明さんを解放しよう!
                               2018年4月8日
                                        広島県労働組合交流センター2018年度定期総会

 
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