2018年1月14日 国鉄水戸動力車労働組合第36回定期大会


星野文昭さんを取り戻すために全力で闘う決議

 昨年、星野さんを取り戻す闘いは、新たな段階に突入しました。地方更生保護委員会に対する「仮釈放審理」において「星野さん解放」を決定させる闘いです。
今日、無期懲役の終身刑化が進み、無期刑で釈放される人は年間数名です。七〇年安保・沖縄闘争に決起し、無期懲役とされた人は、一人も釈放されていません。家族・弁護団・再審会議は、四回の申し入れ行動をとおして「無実だから釈放せよ」「無期刑の終身刑化攻撃許すな」「獄死化許すな」と四国地方更生保護委員会を追い込んでいます。
 昨年五月一八日、星野さんと共に一九七一年一一・一四渋谷闘争を闘った大坂正明さんが不当にも逮捕されました。大坂さんの裁判闘争は、星野闘争において極めて重要なものです。大坂さんは「私の裁判は星野再審闘争が切り開いた成果の上に展開され、この裁判でかちとった地平は、星野再審に直結する」と云い「供述調書」の核心部分は取調官の創作であることが歴然としているとし、無罪判決しか下せない内容だと喝破しています。そもそも同一の闘いであり、同一の裁判なのです。大阪さんの無罪を勝ち取る闘いは、星野さんへの再審・無罪・釈放の道を開きます。
安倍政権は、米トランプ大統領と共に朝鮮侵略戦争に突き進んでいます。北朝鮮の核ミサイルを「国難」だとし「Jアラート」を最大限利用し戦争情勢を演出しようと企んでいます。そしてすべてを二〇二〇年東京オリンピックの為と称して改憲・労働法制の大改悪・天皇制攻撃を労働組合と階級的労働運動解体攻撃としてかけてきています。
 動労水戸は、帰還と被曝を強制する常磐線の運行再開に反対しストライキで闘ってきました。国鉄労働運動を基軸にすえ全国・全地域にわたり全労働者の主体的結集運動として展開される一大闘争にならんとしています。星野さんの「失ったすべてを取り戻すたたかい」「人間が人間らしく生きられる社会をつくるたたかい」は私たち動労水戸結成以来一体のものとして闘ってきました。
 星野文昭さんを取り戻す闘いの武器は全国で展開されている「星野絵画展」と四国地方更生保護委員会に対する「星野さんを解放せよ」という全国からの声としての『要望書』の提出にあります。一人ひとりが星野となり、暁子となって闘いましょう。獄中四十三年不屈の闘いを貫いている星野文昭さんを真実を武器に!団結を武器に取り戻そう!
動労水戸はその最先頭で闘います。

  右、決議する。

2018年1月14日
                              国鉄水戸動力車労働組合第36回定期大会

 
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