2017年7月22日   国鉄新潟動力車労働組合第4回定期大会


  特別決議
       無実の星野文昭さんを取り戻す決議

 星野文昭さんの獄中42年不屈の闘いは、無期懲役確定、徳島刑務所移監から30年となる今年、「30年問題」を焦点化させています。
 国家権力による重罰重刑化で、無期受刑者の仮釈放は激減し終身刑化が進みました。他方で法務省は09年に、「受刑開始から30年経過した場合、刑務所長の申出がなくても地方更生保護委員会は仮釈放の審理を開始する」という通達を出しました。この「30年問題」は国家権力の大きな矛盾であり、追いつめられた姿を示しています。
 星野さんは、「無実なのだから釈放せよ。その中に『30年問題』を位置づけることができる。無実なのだから再審で出せ。執行停止せよ。証拠開示と再審無罪を求める運動の一貫として、『30年問題』にも力を入れていく」と語っています。「30年問題」は、人間的共同性と階級的団結の奪還をかけて獄中で闘う者の生きる権利です。
星野さんの無実を明らかにする闘いは、大坂正明さんのでっち上げ起訴を打ち破る闘いと一体であり、沖縄の全基地撤去の闘いと一体です。
 われわれは、新潟・星野文昭さんを取り戻す会とともに上越絵画展を成功させ、労働組合の全証拠開示署名取り組みも大きく前進してきました。
 星野文昭さんの闘いは、国鉄分割・民営化絶対反対の闘いと一体です。9月10日徳島刑務所包囲闘争に結集しよう。国鉄闘争を先頭とする闘う労働運動の発展と一体の闘いで星野文昭さんを取り戻そう。
  以上、決議する。 
                               2017年7月22日                
                                 国鉄新潟動力車労働組合第4回定期大会


 
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