2017年4月9日
 神奈川労働組合交流センター第28回総会 特別決議


全証拠開示100万署名運動を武器に、獄中42年、徳島刑務所在監30年
無実の星野文昭さんを今年こそ絶対に取り戻そう!

 星野文昭さんの獄中42年不屈の闘いは、無期懲役確定、徳島刑務所移監から30年となる今年、「30年問題」を焦点化させています。
 国家権力による重罰重刑化で、無期受刑者の仮釈放は激減し終身刑化が進みました。他方で法務省は09年に、「受刑開始から30年経過した場合、刑務所長の申出がなくても地方更生保護委員会は仮釈放の審理を開始する」という通達を出しました。「30年問題」とは重大な矛盾であり、権力が追いつめられた姿を示しています。
 星野さんは、「無実なのだから釈放せよ。その中に『30年問題』を位置づけることができる。無実なのだから再審で出せ。執行停止せよ。証拠開示と再審無罪を求める運動の一貫として、『30年問題』にも力を入れていく」と語っています。「30年問題」は、人間的共同性と階級的団結の奪還をかけて獄中で闘う者の生きる権利です。
 私たちは、神奈川・星野文昭さんを取り戻す会とひとつに、16年星野文昭絵画展を湘北(町田)、横浜、川崎(登戸・溝口)、湘南(平塚)と連続的に開催しました。17年1月には「星野文昭暁子 絵と詩 常設展」が相模原の婦民会館にオープンしました。
 星野奪還闘争は「人間が人間らしく生きられる社会をつくる」(星野文昭さん)闘いであり、すべての労働者人民を獲得する内容をもっています。
 星野文昭獄中42年の闘いの核心は「やっていない」ことと「不屈性」にあるという星野暁子さん、愛と団結を糧に幾多の試練を乗り越えた42年、星野文昭さんの30年間の闘いは、国鉄分割・民営化絶対反対の闘いと一体です。
 17年、星野絵画展と『星野新聞』を武器に100万人と結びつく運動をつくろう。7月、杉並区から立候補する北島邦彦さんを都議会に送り出そう。
 星野徳島全国総会(7月14日〜15日)、徳島刑務所包囲デモ(9月10日)に結集しよう。
 国鉄闘争を先頭とする闘う労働運動の発展と一体の闘いで星野文昭さんを取り戻そう。

 以上、決議する。 
  2017年4月9日
                          神奈川労働組合交流センター第28回総会

 
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