2017年4月22日 救援連絡センター総会決議

 救援連絡センター第13回定期総会において、獄中42年を不屈に闘う星野文昭さんを取り戻すための決議があげられました。センターと共に闘って戦争と弾圧を打ち破り、2017年に星野さん解放をかちとろう。
沖縄闘争を闘い無実で42年投獄の星野文昭さんを取り戻そう

 星野文昭さんは、1971年11月14日、沖縄返還協定の批准を阻止するために、渋谷闘争を闘いました。これは、11月10日に闘われた沖縄全島ゼネストに連帯し、ペテン的な沖縄返還政策を打ち破るための闘いでした。
 この中で機動隊員1名が死亡し、星野さんはその「実行犯」にでっち上げられて死刑が求刑されました。1979年、死刑阻止の署名が半年間で12万人から寄せられ、一審東京地裁の判決は懲役20年でした。83年、東京高裁・草場良八裁判長は一審判決を破棄して、無期懲役を言い渡しました。これが確定判決となって、87年、星野さんは徳島刑務所に送られました。
 しかし、星野さんは無実です。彼はデモ隊のリーダーとして闘いましたが、機動隊員死亡にはいっさい関与していません。彼を有罪とする物的証拠はまったくありません。あるのは、デモに参加した学生が警察・検察の密室で取られた「供述調書」だけです。
 星野さんは、42年不屈の闘いを続け、再審・無罪を求めると共に、戦争反対・安倍政権打倒を獄中から訴えています。
 戦争攻撃と治安弾圧を打ち破るために闘う広汎な労働者民衆にとって、星野文昭さんの解放を実現することは、自らの勝利を切り開く闘いとしてあります。
 韓国の労働者人民は、ゼネストとデモを爆発させてパククネを打倒しました。その中で、民主労総のハンサンギュン委員長釈放を求めて闘っています。どの国の闘いにおいても、政治囚を解放する闘いは、巨大な決起を切り開いて国家権力を追い詰めるものとなっています。
 今日、無期懲役の終身刑化が進み、無期刑で釈放される人は年間数名です。70年安保・沖縄闘争に決起し、無期懲役とされた人は、一人も釈放されていません。無期懲役とされたすべての政治囚の即時釈放を求めます。
 無期懲役の終身刑化を打ち破って、受刑者の生命と権利を守ろう。
 無実でありながら有罪とされた人たちの再審闘争を支援し、共に闘おう。

2017年4月22日
     救援連絡センター定期総会参加者一同

 
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