2017年4月2日
 広島県労働組合交流センター2017年度 定期総会 決議


全国で階級的労働組合を組織し、星野文昭さんを取り戻そう!

 新自由主義−帝国主義の危機が深化し「戦争か革命か」が問われる時代が到来しました。今こそ獄中42 年の無実の星野文昭さんを労働者人民の総決起で取り戻そう。
 韓国の労働者人民のパククネ打倒のゼネストと巨万のデモは、ついにパククネの罷免・逮捕を実現しました。米国のトランプ打倒の決起は、全米にゼネスト状況を生み出しました。朝鮮をめぐる核戦争をはじめ世界戦争の切迫と人間が人間として生きていけない社会に対する怒りが、全世界で巻き起こっています。
 星野文昭さんが闘った70 年安保・沖縄闘争は、沖縄を「核と戦争の基地」にしようとする日米政府に対して、沖縄と本土の労働者人民が団結し総決起した闘いでした。沖縄では、3月19日、国際連帯共同行動の闘いが開始されました。
 こうしたなかで国家権力は、労働者人民の闘いが"燎原の火のごとく"全国で燃えあがることに恐怖し、全国でテッチあげ弾圧を乱発、新共謀罪を閣議決定して、その制定を狙っています。治安弾圧の軸に、最先頭で闘い抜いていた星野文昭さんへの獄中弾圧を据えています。42年間、無実を百も承知で「殺人犯」にデッチあげ、獄中に閉じ込めているのもそのためです。
 しかし、情勢は一変しました。「もうガマンならない。社会を根本から変えよう」と、星野文昭さんと団結して闘いが始まりました。星野絵画展は、多くの人が星野文昭さんの絵に触れ、星野文昭さんの存在と闘いを知り、勇気をもって立ち上がる場となり全国に拡がっています。星野文昭さんの無期懲役確定・徳島刑務所移監から30 年、今こそ星野文昭さんを自由に!の声を100 万人署名で全国で広め、取り戻す時です。
 星野文昭さんの30 年間の闘いは、国鉄分割・民営化絶対反対の闘いと一体となる闘いです。国鉄闘争は、1047 名解雇撤回闘争、動労総連合の建設として全国に拡がり、3.11 大震災・福島原発事故後は福島の怒りと一つになって被曝労働拒否を闘い、安全を破壊するJRの外注化、分社化と全力で闘い、多くの青年労働者と合流して闘い抜いています。獄中42 年の星野文昭さんの闘いが、福島・沖縄・広島の怒りと一体となり、人間的に生きようとする、すべての青年労働者の心をとらえることは間違いありません。「星野文昭さんを今すぐ釈放せよ!」「すべての証拠を開示せよ!」「再審を開始せよ!」この声を労働者人民の声にしていこう。
 広島県労働組合交流センターは、星野文昭さんと共に闘った30 年間の闘いに確信をもち、動労総連合、合同・一般労働組合全国協議会(全国協)、階級的労働運動・闘う労働組合を職場・地域に建設し、星野文昭さんを取り戻す闘いの先頭に立つ決意です。2017 年を星野文昭さんを何が何でも奪還する勝利の年としよう!
 以上、決議する。
 2017年4月2日
                   広島県労働組合交流センター2017年度 定期総会

 
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