2017年10月9日 合同・一般労働組合全国協議会第9回定期大会 |
1971年、沖縄闘争を闘った星野文昭さん(71歳)は無実なのに獄中43年だ。「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」を先頭に今年7月をもって星野さんの即時解放をかけて四国地方更生保護委員会との闘いを開始した。 星野さんは「無実なのに無期刑が30年を超えて執行されていることは天人共に許されない。朝鮮侵略戦争阻止・改憲阻止、総非正規職化粉砕決戦を、11月闘争を軸に闘うことを一つに、星野解放の血路を開きましょう」と訴えている。 43年に及ぶ星野闘争は、階級的労働運動の前進を土台に、星野さんの不屈・非転向の闘い、再審闘争の前進と全国救援運動の大展開で日帝・国家権力を追い詰め「30年問題」をめぐって最大の攻防局面突入している。 「30年問題」とは、2009年の法務省通達で服役して30年経過した無期懲役刑受刑者について「地方更生保護委員会は1年以内に仮釈放審査を開始する」としていることを言う。しかし、実際にこの手続きで仮釈放になった人は一人もいない。星野闘争の前進に追い詰められている国家権力は星野さんへの投獄をさらに続けようと狙っている。我々はそんなことを絶対に許さない。四国地方更生保護委員会との闘いを徹底的に強化しよう。 無期刑の終身刑化を絶対に許してはならない。国家権力は90年代後半以降、治安弾圧の強化、裁判員裁判導入などで、重罰・重刑化攻撃を強めた。2004年の刑法改悪で有期の最高刑を20〜30年にすることで無期刑の終身刑化攻撃が一挙に進んだ。これは受刑者の生きる権利を奪うもので、戦後刑罰体制の転換攻撃である。 星野さんは非人間的処遇で屈服を迫る国家権力と闘い、労働者階級との団結、人間的共同性の中で生き且つ闘いぬいている。星野さんと固く団結し、無期刑の終身刑化を打ち砕いて絶対取り戻そう。大坂正明さんの裁判も星野闘争と一体だ。無実の星野さんを即時釈放せよ! 改憲・戦争阻止と星野さんと大坂さんの即時奪還をかけて闘おう! 合同・一般労働組合全国協議会第9回定期大会 2017年10月9日 |