2017年1月14日 国鉄水戸動力車労働組合第35回定期大会


動労総連合を全国に建設し、星野文昭さんを取り戻そう

「戦争か革命か」が問われる時代が到来するなか、無実の星野文昭さんを全世界の労働者人民の総決起で取り戻すときを迎えています。
  昨秋の韓国の労働者人民のパククネ打倒のゼネストと巨万のデモは、資本家権力を打倒して労働者人民が権力をうち立てる勝利の展望を指し示しました。また、米国で始まったトランプ打倒100万人民の決起は、全米にゼネスト的決起をつくりだし、あらたな革命情勢をつくりだそうとしています。
  ひと握りの資本家階級による破滅(戦争)の道か。それとも、万国の労働者階級人民の団結による人間的社会の建設(革命)の道か。世界中で戦争の切迫と新自由主義(資本主義)が生み出した人間が人間として生きていけない社会に対する闘いが巻き起こっています。
  星野さんが闘った70年安保・沖縄闘争は、沖縄を「核と侵略戦争の基地」にしようとする日米政府に対して、沖縄と本土の労働者人民が総決起した闘いでした。沖縄では基地労働者(全軍労)を先頭に沖縄全島の労働者が米軍の銃剣弾圧をはねのけてゼネストに決起し、本土では青年労働者と学生が職場や街頭で総決起しました。
  こうしたなかで国家権力は、労働者人民の闘いが燎原の火のごとく全国で燃えあがることに恐怖し、デモのリーダーとして最先頭で闘い抜いていた星野文昭さんに弾圧の矛先を向け、機動隊死亡の「殺人犯」にデッチあげ、今日まで42年間、無実であることを百も承知で獄中に閉じ込めているのです。
  しかし、情勢は大転換しようとしています。「もう我慢ならない。こんな社会は根本から変えなければならない」と、星野さんと共に立ち上がろうと全国・全世界で闘いが始まっています。いわきの星野絵画展は、多くの人が星野さんの絵に触れ、星野さんの存在と闘いを知り、自分の人生と星野さんの人生を重ね合わせながら生きることの意味を考え、勇気をもって立ち上がる場となりました。
  動労水戸は昨年、組合結成から30年を迎えました。国鉄分割民営化攻撃に対して絶対反対を貫き、仲間を信じ、団結を守り抜いて闘った動労水戸の30年間の闘いは、星野さんの闘いと一体となる闘いでした。この闘いのなかで動労水戸は、奪われた運転士のハンドルを取り戻し、3.11大震災と福島原発事故後は福島の怒りと一つになって被曝労働拒否を闘い、安全を破壊するJR外注化と全力で闘い、この間、幾人もの青年労働者を迎え入れて闘い抜いています。
  獄中42年を不屈に闘う星野さんの闘いが、福島・沖縄の怒りと一体となり、人間的に生きようとするすべての青年労働者の心をとらえていくことは間違いありません。「無実の星野文昭さんを今すぐ釈放せよ!」「検察は隠し持っているすべての証拠を開示せよ!」「裁判所は直ちに再審を開始せよ!」 この声を全国・全世界に響き渡らせましょう。
  動労水戸は星野さんと共に闘った30年間の闘いに確信をもち、動労総連合を全国に建設して、星野さんを取り戻す闘いの先頭に立つ決意です。2017年を、星野さんを何が何でも奪還する勝利の年としよう!

  右、決議する。

2017年1月14日
                              国鉄水戸動力車労働組合第35回定期大会

 
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