2016年6月12日   全国水平同盟第5回大会


  無実の星野文昭さんを取り戻そう!決議

 無実の政治犯星野文昭さんは、無期懲役囚として徳島刑務所で闘い続けています。41年の獄中闘争を闘う星野さんは、私たちの闘いは「日々勝利を手にしている」と、獄壁を越えて、いつも私たちに激励のメッセージを送ってくれています。今年4月、星野さんは70歳になりました。獄中結婚30年を迎えた星野暁子さんは「文昭を70歳までに取り戻そう」と訴えてこられました。私たちは今年こそ、星野さんを取り戻す年としなければなりません。全国水平同盟の総力を挙げて、星野さんの再審・無罪をかちとり、星野さん奪還を実現していきましょう。
 星野さんが闘った1971年の沖縄返還協定批准阻止闘争から45年がたちます。沖縄では、またしても米軍関係者(軍属・元海兵隊)による女性暴行・殺害事件が発生しました。20歳にして残虐にも未来を奪われたこの事件は、基地・軍隊があるゆえに起こったもので、連日抗議集会がおこなわれ「全基地撤去」が、積年の怒りの声として沸きあがっています。まさに星野さんが決起し、たち向かってきたのは、この現実なのです。辺野古新基地建設阻止の闘いも、海上やゲート前での実力の闘いで安倍政権を工事「一時中断」に追い込んでいます。「全基地撤去」の全島ゼネストに向かう情勢が訪れています。
 昨年、安倍政権の安保戦争法に反対し、全国で1000万人といわれる労働者民衆が戦争反対の行動に立ち上がりました。無実の星野さんを無期懲役で獄中に閉じ込め、国家暴力で階級闘争を圧殺しようとした目論見は、文昭さんの41年の完全黙秘・非転向の獄中闘争によって完全に打ち破られ、「星野さんを取り戻そう」「星野さんのように闘おう」という人々が無数に生まれているのです。
 昨年で全国57ヵ所の星野絵画展が開催され、1万人を超える人が来場しました。今年に入ってからも全国各地で絵画展がおこなわれています。昨年9月には徳島刑務所包囲デモを闘い、本年2月には、徳島刑務所に対し「星野面会・処遇改善要求行動」が闘われました。この「集団面会」の闘いをとおして、星野さんは「獄壁が薄くなった」と語っています。私たちは、団結した闘いの前進と拡大で必ず獄壁は打ち破られると確信しています。
 星野闘争は「すべてを奪おうとする攻撃に対して、すべてを奪い返す闘い」と、星野さんは訴えています。それは、国鉄闘争と一体であり、狭山闘争・部落解放闘争ともひとつのものです。国家権力と非和解で立ち向かう星野さんの闘いは、無実の部落民石川一雄さんの闘いであり、分断を打ち破り労働者の解放・人間解放をかちとる闘いです。
 私たちは、本大会で、住宅追いだし・更地化と非正規職化攻撃に立ち向かう部落解放闘争を労働者階級の自己解放・人間解放を軸に創造し、階級的団結の要としての狭山闘争の発展をかちとる決意です。星野さんを取り戻す闘いは、この闘いと一体で、分断を打ち破って労働者がすべてを奪い返していく闘いです。
 星野絵画展を各支部が開催し、「全証拠開示100 万人署名」に取り組みましょう。無実の証拠は検察庁の倉庫にあります。すべての証拠を開示させましょう。6・19星野全国集会に総結集しましょう。
                          2016年6月12日   全国水平同盟第5回大会


 
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