2016年4月3日 広島県労働組合交流センター定期総会


全国で絵画展を開催し、労働者階級人民の階級的団結で星野文昭さんを取り戻す決議

 1975 年8月6日の殺人罪デッチあげ不当逮捕から獄中41 年、87 年の無期懲役刑確定と徳島刑務所移監から30 年を闘い、今年4月に星野文昭さんは70 歳になります。星野暁子さんとの獄中結婚30 年の節目でもあります。星野暁子さんは「文昭を70 歳までに取り戻そう」と訴えて全力で闘ってこられました。今年がその年です。広島・全国の労組交流センターの総力を挙げ、2016 年を星野解放の年にしよう!
 世界が再び、三度、戦争へと突き進む中で、昨年、日本でも1000 万人といわれる労働者民衆が戦争反対の行動に立ち上がりました。沖縄も辺野古新基地建設をめぐり、全島ゼネストの情勢が生まれています。無実の星野文昭さんに無期懲役を強いることで階級闘争の圧殺を狙った日帝国家権力のもくろみは、文昭さんの41 年の完全黙秘・非転向の闘いによって完全に打ち破られているのです。
 昨年一年間で全国57 ヵ所の星野絵画展が開催され、1万人を超える人が来場しました。多くの来場者が文昭さんの絵、暁子さんの詩に感動しています。昨年9月6日には、720 名の結集で徳島刑務所包囲デモを闘い、文昭さんとの「集団面会」を通して、さらに獄壁が薄くなりました。そして本年2 月19 日には、「星野面会・処遇改善要求行動」として、徳島刑務所敷地内での集会・集団差し入れを18 都府県・22 の救援会・70 名の仲間でやり抜いて、文昭さんとの団結を固めました。
 さらに、文昭さんは「国鉄闘争と星野闘争は一体だ」「すべてを奪おうとする攻撃に対して、すべてを奪い返す闘いだ」と訴えています。星野解放は労働者の解放・人間解放を勝ち取る闘いそのものです。星野文昭さんを取り戻す闘いは、「動労総連合を全国に」の闘いと一体で、労働者がすべてを奪い返していくゼネストを日本において組織する闘いそのものです。
 本年3 月には、昨年10 月の京大反戦ストライキに対する不当逮捕が6 人の学生にかけられましたが、全員の不起訴奪還を勝ち取りました。治安弾圧を根底から打ち破るすばらしい情勢が切り開らかれています。
 最高裁第3 小法廷は、去る3 月14 日、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判差し戻し上告審で、上告棄却決定を強行し、異議申し立てについても23 日棄却しました。この攻撃は、星野無期攻撃と完全に軌を一にするものです。星野奪還と一体で無実の須賀・十亀・板垣、福嶋同志を取り戻す闘いに全力で決起しよう!
 私たちは2016 年は飛躍をかけて星野さんを取り戻す闘いに総決起します。何より、全国で星野絵画展を開催し、「全証拠開示100 万人署名」の取り組みも決定的に強めよう。広島でも各地で絵画展に取り組もう!6・19 星野全国集会に総結集しましょう。
 以上、決議する。


 
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