2016年4月17日 神奈川労働組合交流センター27回総会


  特別決議
全国で星野絵画展をさらに開催し、労働者人民の階級的団結で星野文昭さんを取り戻そう

 1975年8月6日の殺人罪デッチあげ不当逮捕から獄中41年、1987年の無期懲役刑確定と徳島刑務所移監から30年を闘いぬき、星野文昭さんは今年4月27日70歳になります。そして星野暁子さんと獄中結婚30年を迎える節目でもあります。
 星野暁子さんは、「70歳までに文昭を取り戻そう」と訴えて全力で闘っています。
今年こそ、全国・神奈川の労組交流センターの総力で星野解放を闘い取りましょう!
 世界が再び、三度、戦争へと突き進む中で、昨年日本でも1000万人とも言われる労働者階級人民が戦争絶対反対の歴史的な闘いに立ち上がりました。沖縄も辺野古新基地建設をめぐり、沖縄全島ゼネストの情勢が生まれています。
 無実の星野さんに無期懲役=獄死をもって階級闘争の圧殺を狙った日帝国家権力の目論見は、星野さんの41年におよぶ不屈の完全黙秘・非転向の闘いによって完全に打ち砕かれています。京大反戦ストライキへの治安弾圧を根底的に打ち破った闘いとひとつです。
 昨年1年間で、全国57ヶ所の星野絵画展が開かれ、1万人を超える人が来場しました。
多くの労働者人民が星野さんの絵と暁子さんの詩を通してその生き方に感動し、星野さんの無実を確信して、星野闘争を水路にした決起が生まれています。
 また、昨年9月6日には、720名の結集で徳島刑務所包囲デモを闘い、星野さんとの「集団面会」を通して「獄壁が薄くなった」ことを実感しました。そして今年2月19日には、「星野面会・処遇改善要求行動」として、徳島刑務所敷地内での集会と集団差し入れを行い、星野さんとの団結をさらに打ち固めました。
 星野さんを奪還する闘いは、労働者階級の自己解放・人間解放の闘いです。星野さんは、「国鉄闘争と星野闘争は一体だ」「すべてを奪おうとする攻撃に対して、すべてを奪い返す闘いだ」と訴えています。今年は、国鉄分割・民営化による労働運動絶滅攻撃を打ち破った動労千葉の1985−86年ストライキから30年目、さらに動労水戸、動労総連合の結成30周年にあたります。国鉄決戦は、動労総連合の全国的建設を柱に階級的労働運動を創造する地平に立っています。この力で星野さんを取り戻そう! 労働者階級がすべてを取り戻すゼネストを日本においてつくりだそう!
 さらに3月14日、最高裁が迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判の差し戻し上告審において棄却を決定、異議申し立てを棄却したことを許すことはできません。星野さん奪還と一体で無実の須賀さん・十亀さん・板垣さん、福嶋さんを取り戻しましょう。
 今年は私たちの飛躍をかけて星野さんを奪還する闘いに総決起します。星野絵画展を神奈川の地でさらに開催し、「全証拠開示100万人署名」の取り組みで、無実の証拠を隠し持つ東京高検を徹底的に追いつめ、すべての証拠を開示させましょう。
 星野さんの健康と権利を守る闘いを土台にすえ、暁子さん、ご家族とともに闘い、6・19星野全国集会に総結集しましょう。

以上、決議する。

2016年4月17日
    神奈川労働組合交流センター第27回総会


 
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