2016年2月7日 全国労働組合交流センター第23回定期全国総会


特別決議
全国で絵画展を開催し、労働者階級人民の階級的団結で
星野文昭さんを取り戻そう

 1) 1975年8月6日の殺人罪デッチあげ不当逮捕から獄中41年、87年の無期懲役刑確定と徳島刑務所移監から30年を闘い、今年4月に星野文昭さんは70歳になります。星野暁子さんとの獄中結婚30年の節目でもあります。星野暁子さんは「文昭を70歳までに取り戻そう」と訴えて全力で闘ってこられました。今年がその年です。交流センターの総力を挙げ、2016年を星野解放の年にしなければなりません。

 2) 1971年、沖縄返還協定批准阻止の渋谷闘争から45年。世界が再び、三度、戦争へと突き進む中で、昨年、日本でも1000万人といわれる労働者民衆が戦争反対の行動に立ち上がりました。沖縄も辺野古新基地建設をめぐり、全島ゼネストの情勢が生まれています。無実の星野さんに無期懲役を強いることで階級闘争の圧殺を狙った日帝国家権力の目論見は、文昭さんの41年の完全黙秘・非転向の闘いによって完全に打ち破られているのです。
 そして、闘いの中から無数の「星野文昭」が生まれています。昨年一年間で全国57ヵ所の星野絵画展が開催され、1万人を超える人が来場しました。多くの来場者が文昭さんの絵、暁子さんの詩に感動し、星野さんの無実を確信して主体的な決起を開始しています。また、昨年9月6日には、720名の結集で徳島刑務所包囲デモを闘い、文昭さんとの「集団面会」を通してまた獄壁が薄くなりました。私たち自身が文昭さん・暁子さんとなり、文昭さん・暁子さんが私たちとひとつに団結することで獄壁は打ち破られるのだということを確信する闘いとなりました。

 3) さらに、星野さんは「国鉄闘争と星野闘争は一体だ」「すべてを奪おうとする攻撃に対して、すべてを奪い返す闘いだ」と訴えています。星野解放は労働者の解放・人間解放を勝ち取る闘いそのものです。国家権力と非和解で立ち向かう星野さんの闘いに触れ、新しい、階級的な労働組合が全国に結成されています。
 今年は、動労水戸、動労総連合結成30周年の節目にあたり、国鉄分割・民営化による労働運動絶滅攻撃を打ち破った動労千葉の1986年のストライキから30年目となります。国鉄決戦も、分割・民営化に最後的に決着をつける闘いへと発展しています。私たちは、今総会において、動労総連合の全国的建設を柱に、労働者階級の自己解放・人間解放を軸とする労働運動を創造しようと決意しています。星野文昭さんを取り戻す闘いは、「動労総連合を全国に」の闘いと一体で、労働者がすべてを奪い返していくゼネストを日本において組織する闘いです。

 4) 2016年は飛躍をかけて星野さんを取り戻す闘いに総決起します。
 何より、全国で星野絵画展を開催し、その最先端で東京23区・三多摩での絵画展を成功させましょう。
 「全証拠開示100万人署名」の取り組みも決定的です。無実の証拠は検察庁の倉庫にあります。東京高検を追い詰め、11人の民間目撃者の供述調書をはじめ、すべての証拠を開示させましょう。
 2月19日には、徳島刑務所に対し「星野面会・処遇改善要求行動」が闘いとられます。文昭さんの健康と権利を守る闘いを絶対的土台に据え、徳島刑務所の閉ざされた扉を叩き開く闘いとして勝ち取りましょう。6・19星野全国集会に総結集しましょう。
 2016年2月7日
                           全国労働組合交流センター第23回定期全国総会


 
画像をダウンロードするには、ここを右クリックします。プライバシー保護を促進するため、この画像はインターネットから自動的にダウンロードされません。