2016年1月17日 国鉄水戸動力車労働組合第三四回定期大会


動労総連合全国建設で星野文昭さんを取り戻す決議

 動労水戸は、 国鉄分割民営化絶対反対を貫き二〇〇九年に全組合員の鉄道職場復帰を果たしました。鉄道職場からの排除と関連事業への二〇年以上の塩演けは、労働者の誇りを奪い団結を破壊しようとする攻撃でした。しかし、誇り高く団結し抜き、ついには二五年ぶりに運転士のハンドルを取り返したのです。 その衝撃こそが、絶対に不可能と思われた青年労働者の動労水戸結集という奇跡の連鎖を生み出しました。
 動労水戸は、二〇一一年三・一一の大震災と原発事故に深く向き合いました。人間が生きる意味、そして労働組合の役割を真劍に考え直したのです。そして、原発事故の中に、国鉄分割民営化と一体の国家的責任をはっきりと見て、JRによる労働者と乗客への被曝強制絶対反対の関いに立ち上がったのです。それが、福島県民と全一圏の労働者の深い信頼と支持を生み出しました。
 「三・一 二は同時に、獄中四二年・無実の星野文昭さんの存在と闘いに改めて向き合う契機になりました。ベトナム戦争に反対し沖縄基地の廃絶を求めて国家権力と闘い、無実の罪を背負わされ、非転向を貫く星野文昭さんと動労水戸の闘い。この二つの闘いは「どんなに正しくても国家権力には勝てない」などということが神語でしかないと証明しました。出ロが見えないと思えた苦しい年月を、団結を崩されずに闘い抜いた時に必ず勝利できる。それが、国鉄分割民営化絶対反対を貫き勝利した動労水戸の生きた教訓です。
 これは、星野文昭さんととことん団結し抜いて闘えば、必ず勝利できることを示しているのです。こうして動労水戸と国鉄闘争の生きた教訓を貫き、徳島刑務所包囲闘争を提起し、三度貫徹し大激震を生み出してきたのです。
 さらに、動労水戸の闘いと共に星野文昭さんの存在は必ず福島県民と一体になります。それを、一一月二二日〜二三日の福島県いわき市の星野絵画展で実証したのです。 150人が来場し、 圧倒的な共感を生み出しました。動労水戸と一体で、いわきユニオンも決定的に拡大しています。それは、政治と社会への民衆の不信・絶望に対する鮮烈な回答として、多くの人々の深い信頼を生み出しているのです。
 星野さんは今年で七〇才になります。JR体制同様に、国家権力はとことん追い諸められています。強力に団結し、何としても奪還の展望を切り開きましょう。動労総連合全国建設の前進は、星野文昭さん奪還の前進と一つです。動労水戸は、今年結成三〇周年を迎えます。動労水一戸は、三〇年の歴史と勝利の真価にかけて、星野文昭さん奪還の先頭に立ちます。
右決議する。

2016年1月17日
                              国鉄水戸動力車労働組合第三四回定期大会


 
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