2014年7月13日
全国水平同盟第二回大会
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全証拠開示・再審開始を求める100万人の署名運動」を推進し、
    無実の星野文昭さんをとり戻す決議

 1971年11月、沖縄返還協定批准阻止の闘いを最先頭で闘い、その報復として無期懲役とされた星野文昭さんが、徳島刑務所で今年、獄中39年を迎えました。
 星野さんは無実です。星野さんを「有罪」とする物的証拠はどこにもありません。「証拠」とされているものは、6名の学生の「供述調書」だけです。この「供述調書」も「強いられたウソの供述である」と6名の内5名が後の公判で認めています。無実の人間がどうして獄に39年も囚われなければいけないのか。心の底から怒りが湧いてきます。
 星野さんは、昨年の全国水平同盟結成大会に「全国水平同盟の結成は、すべての部落大衆とすべての労働者人民に真の希望となり、新たな結集と決起をかちとっていく歴史的展望を切り開いている」と感動的なメッセージを寄せてくれました。そして、「すべての労働者人民の未来をかけて狭山闘争の勝利と星野闘争の勝利をひとつにかちとろう」と訴え、「人間本来の共同社会を、あらゆる苦闘・格闘を糧に必ず実現しよう」と呼びかけています。まさしく全国水平同盟は、支配階級の差別・分断に対する怒りを糧として、星野さんと獄壁を越えた固い絆から誕生したのです。
 私たちは二度の徳島刑務所包囲闘争を全国の「救う会」の仲間、労働者とともに闘いました。そしていま、全国再審連絡会議が提起する「全証拠開示・再審開始を求める100万人の署名運動」が開始されました。星野さんを取り戻すときが来たのです。全力でこの「100万人署名運動」に取り組みましょう!
 星野さんが闘った70年安保・沖縄闘争は、沖縄の怒りと一体となった青年労働者・学生が、体制内指導部を乗り越えて登場した歴史的闘いでした。本土・沖縄の分断を打ち破るこの闘いを通して、労働者階級全体が荒々しく登場することに恐怖した国家権力は、星野さんに対して「殺人罪」をでっち上げ、無期懲役刑を下したのです。それは、狭山差別裁判における寺尾判決とまったく同じ階級的性格を待ったものでした。部落差別による階級分断攻撃を打ち破って、狭山闘争に陸続と決起する労働者階級の闘いへの恐怖が寺尾判決でした。そして、今なお国家権力・支配階級は石川さんを「殺人犯」として見えない手錠に縛りつけ、星野さんを獄中に閉じ込めているのです。
 私たちは「狭山闘争の勝利と星野闘争の勝利をひとつにして」闘うことをあらためて決意し、全国水平同盟の団結した力で星野さんを獄中から取り戻すことを誓います。
 星野再審闘争での全証拠開示運動は司法・法曹界を揺るがしています。証拠開示なき裁判での判決など本来あってはならないのです。袴田再審開始決定がそのことを決定的に暴露しました。袴田再審では600点に及ぶ新証拠開示によって、警察の証拠のねつ造・でっち上げが白日の下にさらされたのです。追いつめられているのは検察・裁判所であり、国家権力です。全証拠開示運動で星野再審・無罪をかちとろう!
 新自由主義とたたかう部落解放運動・階級的労働運動の力で、星野再審闘争に勝利し星野さんを取り戻そう!
 右、決議します。                    2014年7月13日
                            全国水平同盟第二回大会

                                   

 
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