2014年4月6日          
広島県労働組合交流センター 2014年定期総会
TOPページへ! 


国鉄闘争と闘う労働組合の力で、
無実の星野文昭さんを取り戻す決議

 今こそ、無実で獄中39 年、徳島刑務所で不屈に闘う星野文昭さんを、全労働者民衆、闘う労働組合の力で取り戻そう。
 星野文昭さんは1971 年11 月14 日、沖縄が「戦争の島」とされ続け、米軍基地強化が行われるていることに、自分の人生のすべてをかけて抗議・弾劾し、渋谷の街で労働者民衆の先頭に起って闘った。それゆえ、国家権力は社会を変える闘いの発展を恐れ、星野文昭さんを機動隊1 名死亡の「殺人犯」にでっち上げ、無期懲役の弾圧を加え続けている。
 「闘っても無駄だ。あきらめろ」と見せしめとして治安弾圧をおこない、労働者民衆の当然の怒りと闘いを抑え込もうとしているのだ。星野さんにかけられている無期懲役の攻撃は、現在、沖縄、福島と全ての労働者にかけられている安倍政権の攻撃そのものである。
 しかし、国家権力は、何よりも星野文昭さんの39 年の非転向の闘い、文昭さんと一体の星野暁子さんの30 年にわたる非妥協・不屈の闘い―生き方に追い詰められぐらぐらになっている。そして、14 春闘の渦中で、労働者民衆の資本階級に対する怒りの決起が星野闘争に結びつき、星野文昭さんを取り戻す時を迎えている。
 沖縄は名護市辺野古の米軍新基地建設に怒り抗議して闘っている。「戦争につながる基地は絶対つくらせない!」「危険な普天間基地は無条件で返せ」と。星野文昭さんが闘った70 年安保・沖縄闘争を超える闘いが始まった。とりわけ”非正規職の島”としてある沖縄の耐え難い現実の中で、職場で資本の解雇攻撃と闘う青年労働者の中にこそ、この闘いの火花が宿っている。
 福島原発事故から3 年が経過したが、福島をはじめ全国では「原発再稼働を許すな!」「雇用破壊・改憲・戦争許すな!」の民衆の怒りの決起が巻き起こっている。国家権力は福島を分断し、切り捨てようとしている。先の見えない避難生活、増える甲状腺ガン、日常的に強いられる被曝…。しかし、こうした中で、3・11福島の闘いは大高揚している。全国・全世界でつながり、団結し、生きるための決起が始まり、国際連帯がかってなく強固につくられようとしている。
 この時にあたり「星野を返せ!」「星野さんとともに闘うぞ!」という星野さんの闘いは、人間的に生きようとする労働者民衆の闘いと人生そのものになろうとしている。そして全世界で、「民営化・外注化粉砕・非正規職撤廃!」の闘いが爆発している。労働者に超低賃金を強い、長時間労働と過重労働で過労死にまで追いやる新自由主義の攻撃に対して、労働者の根底からの決起が開始されている。
 国家権力・支配者の側が窮地に立っている。司法は袴田事件の再審を認めざるをえない状況に追い込まれている。そして労働者民衆の決起の中で、検察は隠し持っている証拠を部分的に開示せざるを得なくなっている。「すべての証拠を開示せよ!」「無実を証明する証拠を隠すな!」は当たり前の要求だ。断固、これを実現させよう!
 国鉄分割・民営化以来の闘いは、いよいよ国家権力とJR資本の不正を追い詰め、破たんを突きつける時を迎えている。国鉄闘争は、資本と闘う全労働者民衆の闘いの中心になっている。今こそ国鉄闘争の勝利と一体で闘おう。最高裁10 万筆署名を集めきり、国鉄闘争勝利の力で無実の星野さんを奪還しよう!広島の闘う仲間は、その先頭に立つ!
 以上、決議する。

      2014年4月6日
      広島県労働組合交流センター 2014年定期総会 参加者一同
                     

 
画像をダウンロードするには、ここを右クリックします。プライバシー保護を促進するため、この画像はインターネットから自動的にダウンロードされません。