2014年4月20日
みやぎ労働組合交流センター第23回総会
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無実の星野文昭さんをとり戻す決議

 今こそ、獄中39年を打ち破り星野文昭さんをとり戻そう。星野さんは無実です。星野さんを「有罪」とする物的証拠は何一つありません。6名の学生の「供述調書」だけです。しかも公判では6名のうち5名が供述は「強いられたウソの供述である」と認めたものを唯一の「証拠」とされ、無期懲役をでっち上げられた冤罪事件です。無実なのに無期懲役であるという理不尽をこれ以上許しておいていいのでしょうか。無実であり無罪なら、獄中から今すぐに解放する以外にありません。
 再審で画期的勝利が切り開かれています。1966年に静岡県清水市で起きた殺人事件の犯人とされた無実の袴田巌さんは、3月27日、静岡地裁の決定によって第2次再審請求での再審開始と「死刑」および拘置の執行停止をもぎり取りました。48年の長期獄中から解放を勝ちとった決定的な力は、袴田さんと家族、弁護団の不屈の闘い、そして地域に結成された「支援する会」や日本プロボクシング協会などの広範な救援運動です。そして静岡地裁の再審決定を勝ちとった核心は、600点の新証拠を静岡地検に開示させたことでした。隠されていた無実の新証拠の出現で警察・検察・裁判所によるでっち上げの全貌が明らかになったのです。この勝利に続こう。
 私たち労組交流センターの星野さんの無実・無罪を勝ちとる闘いは、2012年の「37年の分断を自らの足と声で打ち破って、星野さんに届けるぞ」―「星野さんを返せ!」「星野さんは無実だ!」と、星野さんに聞こえるように叫んだ徳島刑務所包囲闘争から始まりました。無実の人間に自白を強要し、無実の証拠を隠し、証拠をねつ造して意識的に冤罪をつくり上げ、監獄に閉じ込めて命や人生を踏みにじることは許すことはできません。この国家権力とたたかう星野さんのたたかいは、このままでは生きられない青年、学生、労働者の根底的怒りと同じであり、共鳴します。
 2014年、国鉄・反原発・改憲・星野の4大決戦を爆発させよう。星野さんをとり戻すたたかいは、国鉄闘争1047名解雇撤回・JR復帰のたたかいと完全に一つの闘いです。国鉄1047解雇撤回闘争は東京地裁―高裁9・25判決でともにJR採用差別が不当労働行為であることを認めました。不当労働行為ならば解雇撤回・JR復帰しかありません。労働者・労働組合の力で国鉄1047解雇撤回・JR復帰を最高裁に強制する闘いです。国鉄闘争の前進が星野闘争の前進となる関係です。
 全証拠開示大運動を署名の取り組みとして推し進めましょう。東京高裁・高検を追い詰めて、星野さんの無実の証拠をすべて出させる全証拠開示を求めるたたかいを『星野さんを救う会』とともにスクラムを組んでたたかいましょう。今年こそ、労働運動の力で星野さんをとり戻すたたかいの大前進を勝ちとりましょう。
 右決議する。

                             2014年4月20日
                           みやぎ労働組合交流センター第23回総会

                                   

 
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