3月9日 小竹闘争勝利!茨城春闘集会
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星野文昭さんを取り戻す決議


無実で獄中39年、不屈に闘う星野文昭さんを取り戻そう。
その日は、1971年11月14日でした。人々の「核も基地もない沖縄」をという要求を踏みにじるペテン的な「沖縄返還協定」批准阻止の闘いを星野さんはその日、その最先頭で闘いました。

超過剰警備の1万2千人の治安機動隊とデモ隊との衝突の中で二人の若者が死亡しました。池袋駅でのデモ参加者の永田典子さん(27歳の教育労働者)と渋谷での中村巡査です。永田典子さん虐殺の機動隊員の捜査は不問に付されたままです。その一方で国家権力は、「核と基地の沖縄」の固定と強化に絶対反対で闘う者への報復・見せしめとして、機動隊員殴打実行者として星野文昭さんを後日デッチ上げ逮捕し、無期懲役を科しました。星野さんにかけられている無期懲役の許しがたい攻撃は、沖縄、福島、全労働者民衆にかけられている攻撃そのものです。
もとより星野さんは無実です。物的証拠などありません。あるのは、密室でねつ造された少年3人を含む6名の学生の「供述調書」のみです。しかも公判廷で6名の内5名が「ウソの供述を強制された」と明言しました。無実を百も承知で無期を強いる国家権力に心の底から怒りが湧いてきます。

しかし、星野文昭さんの39年の非転向の闘いが、文昭さんと一体の暁子さんの30年にわたる不屈の生き方が、そして全国26の星野の会の日々の闘いが、国家権力を追い詰めています。昨年12月25日の三者協議(弁護団、裁判所、検察官の協議)において東京高裁は、星野さんと弁護団が開示を求めていた証拠のうち「一郎丸写真」を含む写真33枚のネガについて検察官に開示を勧告せざるを得ませんでした。階級的労働運動を基軸にした全証拠開示運動の前進がもぎ取った大勝利です。いよいよ労働者民衆の怒りと決起が星野闘争に結びつくときを迎えています。

全世界で、「民営化反対」、「非正規化反対」の闘いが高揚し、低賃金を強い、長時間労働と過重労働で過労死にまで追いやる新自由主義に対して、労働者民衆の根底からの決起が始まっています。そして日本では3.11原発事故から3年。国家権力は福島を分断し、切り捨てようとしています。先の見えない避難生活、増える甲状腺がん、日常的に強いられる被曝…。しかし、こうしたなかで、闘い、つながり、団結し、生きるための決起が始まっています。「星野を返せ!」「あきらめてたまるか!」「星野さんとともに闘うぞ!」のスローガンは、そして星野さんの闘いは、人間的に生きようとする労働者民衆の闘いと人生そのものになろうとしています。

2013年9月、星野文昭さん・暁子さんの共同の闘いとして「愛と革命」が刊行されました。文昭さん・暁子さんにとって生きることが闘いであり、生きぬくことが革命です。茨城の多くの労働者民衆がこの本を手に取り読んでいます。そしてあらためて獄壁を超え、星野さんとスクラムを組んで闘うことを決意しています。星野闘争は、外注化・被曝労働とたたかう動労水戸、過労死・低賃金と闘い抜く小竹労組のたたかいと一体です。全証拠開示運動をさらに前進させ、街頭、職場・労働組合で全証拠開示署名に取り組みましょう。小竹労組を支援・共闘し、地域に闘う労働組合を甦らせ、階級的労働運動の力と民衆の決起で無実の星野さんを取り戻しましょう。
右決議する。
                                      
                            2014年3月9日
                       小竹闘争勝利! 茨城春闘集会 参加者一同

 
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