3月2日 東 北 春 闘 集 会
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無実の星野文昭さんを取り戻す決議

 1971年11月、沖縄返還協定批准阻止の闘いを最先頭で闘い、その報復として無期懲役とされた星野文昭さんが、徳島刑務所で今年、獄中39年を迎えました。
星野さんは無実です。星野さんを「有罪」とする物的証拠はどこにもありません。「証拠」とされているものは、密室の中でねつ造された6名の学生の「供述調書」だけです。この「供述調書」も「強いられたウソの供述である」と6名の内5名が後の公判で認めているものです。無実の人間がどうして獄に39年も囚われなければいけないのか。心の底から怒りが湧いてきます。
昨年12月25日の三者協議(弁護団、裁判所、検察官の協議)において東京高裁は、星野さんと弁護団が開示を求めていた証拠のうち「一郎丸写真」を含む写真33枚のネガについて検察官に開示を勧告しました。全証拠開示運動の前進がもぎり取った大勝利です。
星野さんの闘いは、70年安保・沖縄闘争の時代にあって、沖縄人民の基地反対闘争―ゼネストと連帯した本土労働者の闘いの一環でした。集会・デモを認めない警視庁の戒厳体制を打ち破って闘われた11月渋谷闘争に対する、国家権力の報復として星野さんは無実であるにも関わらず投獄されました。
 戦争への道をひた走る安倍内閣は、特定秘密保護法を強行採決で成立させ、NHKの経営委員を極右の人物にすげかえました。労働者派遣法の全面改悪など労働者の総非正規化、労働組合つぶしも激化しています。新自由主義の言論統制と治安弾圧が始まっています。
 しかし、私たちは弾圧に負けません。弾圧を逆に餌食にして団結を強化・拡大することができます。私たちには星野さんの獄中39年の非転向の闘いという、勝利し続けてきた闘いがあるからです。星野さんは国家権力のどんな弾圧にも屈せず、「人間が人間らしく生きられる社会」をめざして闘い続けています。星野さんの闘いは、沖縄の基地撤去の闘いを励ますとともに、新自由主義攻撃のもとで怒りをたぎらせている青年労働者の希望となり、巨万の労働者の決起をつくりだす力となっています。星野さんは労働者民衆の勝利が自らを解放する道であると信じて、闘っています。今年こそ、その思いに応え、星野闘争を労働組合の正面課題とし、全証拠を開示させ再審を実現しようではありませんか。
 昨年は文昭さん・暁子さんの共同の闘いの著として「愛と革命」が発刊され、本年1月18日には「いわて星野さんを救う会」が結成されました。星野闘争の前進、団結の拡大に恐怖した権力・徳島刑務所は友人面会不許可・手紙の墨塗りなどの弾圧を加えてきています。獄壁を超えて星野さんとスクラムを組んでたたかいましょう。
 全証拠開示を求める署名を職場・労働組合で取り組みましょう。
闘う労働組合を甦らせ、無実の星野さんを取り戻しましょう。右決議する
                                      
                                   2014年3月2日
                                   東北春闘集会参加者一同

 
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