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  ビデオ国賠控訴審第1回裁判 2014年12月17日  

星野さんの控訴理由書を読み上げ
証拠隠滅を弾劾

 12月17日、東京高裁第9民事部(奥田正昭裁判長)において、星野文昭さんのビデオテープ紛失国家賠償請求裁判控訴審第1回裁判が行われました。
 1審判決(9月9日、東京地裁民事第45部山田明裁判長)で星野文昭さんは、「紛失」された証拠のビデオテープを再審請求で利用する権利があるという、当然の、しかし画期的な勝利を勝ち取りました。これに対して、被告の国(裁判所)と東京都(警視庁公安部)が控訴して開かれた裁判です。星野さんも、国と都を更に弾劾し抜くために断固、附帯控訴しました。
 国と都は裁判の重要な証拠を「紛失」したのです。その責任を棚に上げて控訴するなど断じて許せません。しかもこれは「紛失」ではなく、星野さん無実の「証拠隠滅(いんめつ)」です。控訴審では満身の怒りで、この原点を徹底的に暴露弾劾して闘い抜きます。
 裁判には藤田城治、岩井信両弁護士が出廷しました。藤田弁護士は、星野さんの怒りの控訴理由書を、裁判長および都と国の代理人の胸を突き刺す迫力で全文読み上げました。星野さんは、「警視庁公安部と裁判所の責任を認めた判決を否定し、控訴した国と都を決して許すことはできません」と激しく弾劾しました。
 星野暁子さんを先頭に、共同代表、首都圏の各「救う会」の傍聴参加者は裁判終了後、高裁前で「証拠隠滅弾劾!」「全証拠開示・再審開始」を訴える街宣を行いました。
 2015年星野文昭さん解放へ、ビデオ国賠の勝利判決をも武器に、全証拠開示100万人署名運動の本格的発展を猛然と切り開きましょう。