TOPページへ! 

 2013年6月14日 第9回裁判 

第9回公判  記事                   金 山 克 己
 7月26日、東京地裁民事第38部(谷口豊裁判長) において面会・手紙国賠の第9回裁判が開かれました。この日、谷口裁判長は、原告が請求した前徳島刑務所長の松本忠良ら3人と、星野文昭さんの証人調べを拒否しました。徹底的に弾劾し、9・8徳島刑務所包囲闘争に総決起しましょう。
 面会・手紙国賠は、獄中の星野さんと団結し、人間としての権利を守る重大な闘いです。友人と自由に面会し、会話することは、人間として当然の権利です。面会拒否、手紙墨塗りの張本人を法廷に引き出し、彼らに罪状を自白させ、人権侵害を直ちに止めさせなければなりません。
 原告としての意見陳述を、星野暁子さんと私が行ないました。暁子さんは、アメリカで刑務所を訪問した際の実情と比べても、日本の刑務所がいかに非人間的かを怒りを込めて弾劾し、徳島刑務所の責任を明らかにするよう求めました。私からは、4人の証人調べなしに審理を進めることはできない、と強調しました。
 谷口裁判長は、「事実関係については争いがない。必要なのは、それによる原告の精神的苦痛があったかどうかの評価だ」として、4人全員の証人調べを却下しました。とんでもない。刑務所がいかなる理由で面会を拒否し、手紙を墨塗りしたか、まだ明らかになっていません。事実関係には争いがあるのです。昨年2・5徳島刑務所包囲デモの記録DVDを証拠として提出しました。
 次回裁判で、原告の意見陳述を2〜3人に制限しようとした策動を、弁護士、原告、傍聴席一体となった怒りで打ち破り、最終的には、原告8人全員の意見陳述を勝ち取りました。徳島刑務所の人権侵害と、裁判所のこれへの荷担を許さない怒りで法廷を埋め尽くそう。これまでを倍する傍聴を訴えます。