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  3月5日~7日  東京西部 杉並区高井戸
                           「星野文昭絵画展in高井戸」実行委員会    

星野闘争は反戦闘争

 3月5日から7日の3日間、「星野絵画展in高井戸パート9」を杉並区高井戸区民センターで行いました。「沖縄闘争を闘い、獄中44年生き抜く」、「獄死した星野さんが描いた沖縄・アジアの子どもたちの平和を見つめる眼差し」をテーマに、23点の絵画を展示し併せて「沖縄、反戦、反基地写真パネル」も展示しました。 郵送や区民センター周辺住宅へのポスティング、開催1週間前からの高井戸駅での配布など7千枚のチラシの効果で、256人の来場者がありました。
 同じ場所で9回目となる絵画展でしたが、反響は大きく、時間をかけて熱心に観る方が多く、カンパや差し入れ、賛同金を持参してくる人たちが何人も現れました。戦争に反対し厳しい獄中闘争を貫いた星野さんへの共感が地域に広がっていることを実感しました。
 初めての人も、無実なのに獄死させられたことに「全く人間扱いしていない」と声を震わせていました。沖縄の写真パネルのコーナーでは、戦後の米軍政下、そして復帰後も戦争と隣り合わせの沖縄の現実に、「知らなかったでは済まされませんね」との声も上がりました。沖縄、南西諸島への自衛隊のミサイル配備に、戦争前夜を感じとり「戦争は絶対ダメ」との話が交わされました。東京大空襲で疎開した経験を持つある高齢者は「小学校5年の時だったけど二度と戦争は繰り返してはならない」と語気を強めていました。
 今回の絵画展では、中谷美弥さんの木版画「徳島刑務所の星」も友情出品されました。星野さんの「明るく優しい」絵と、暁子さんの「やさしさと力強い祈りに近い」詩が訴える反戦の意思、そして「人間が人間らしく生きられる社会を」の訴えが、静かでも熱く伝わってくる絵画展となりました。
 星野闘争は反戦闘争です。星野国賠闘争に勝利しましょう。 野本穰