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  9月18~20日     埼玉県・さいたま市
                                  

柳澤裕子医師が熱く講演
 9月18日から20日までの3日間、さいたま市市民活動サポートセンターのギャラリーで「星野文昭絵画展」を開催しました。会場には、文昭さんの絵画20点の外、文昭さんの幼いころの写真から、渋谷闘争、再審闘争の写真パネル、軍事基地化する沖縄の現状と今年5月の沖縄現地闘争参加の写真を加えたコーナーを作りました。
 初日は、千葉県・船橋二和病院の柳澤裕子医師をお招きしての講演会を開きました。柳澤先生は、東京地裁に提出した意見書を基に、①星野さんには慢性肝炎はなく、正常組織の中に肝臓がんが発生する非常に稀ながんであったが、手術する事には問題はなかった。
②手術後、極端に血圧が低下しており、「ショック」を疑う状態であった。「ショック」とは医学用語では、血圧が下がって、そのために組織に十分な血流が行かない状態をいう。放置すれば組織の活動が維持できなくなり、多臓器不全で死に至る。すぐにでも開腹して再手術すべき状態だったが、驚くべきことに医師は「ショック」を放置した。刑務所医療は医療ではない。
 星野さんは死んでもなお国家と闘っている。国家の責任を追及しようと明快に結語されました。会場には、沖縄と連帯する市民運動家のグループも参加し、有意義な交流もありました。
 翌19日は台風襲来で来訪者はゼロ状態でしたが、最終日はフロアーを利用しに来た30名ほどの方々が熱心に鑑賞し、台風襲来下の絵画展は無事終了しました。(皆川学)